CEIL

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2001-05-31
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名前

ceil, ceilf, ceill - 引き数を下回らない最小の整数値  

書式

#include <math.h>

double ceil(double x);

float ceilf(float x);
long double ceill(long double x);

-lm でリンクする。  

説明

これらの関数は x を最も近い整数に繰り上げて丸める。  

返り値

丸めた整数値。 x が整数または無限の場合、x そのものを返す。  

エラー

EDOMERANGE 以外のエラーは起こらない。 x が NaN の場合、NaN が返されて errnoEDOM に設定される。  

準拠

ceil() 関数は SVr4, POSIX.1-2001, 4.3BSD, C89, C99 に準拠する。 その他の関数は C99 から導入された。  

注意

SUSv2 と POSIX.1-2001 には、(オーバーフローの際には errnoERANGE に設定するか例外を起こすという) オーバーフローに関する記述がある。 実際のところ、現行のマシンではこの結果はオーバーフローを起こさないので、 このエラー処理は意味がない。 (より正確に言うと、オーバーフローは指数の最大値が 仮数を表すビットの数より小さい場合にしか起こらない。 IEEE-754 規格の 32 ビットと 64 ビットの浮動小数では、 指数の最大値はそれぞれ 128 と 1024 であり、 仮数ビットの数はそれぞれ 24 と 53 である。)  

関連項目

floor(3), lrint(3), nearbyint(3), rint(3), round(3), trunc(3)


 

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エラー
準拠
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関連項目

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Time: 04:31:34 GMT, November 19, 2007