WCTYPE

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 1999-07-25
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名前

wctype - ワイド文字の分類  

書式

#include <wctype.h>

wctype_t wctype(const char *name);
 

説明

wctype_t 型は、ワイド文字が持っている、あるいは持っていない属性 を表現する。言い換えると、wctype_t 型はワイド文字のクラスを 表現する。 この型は本質的に実装依存であるが、特殊な値 (wctype_t) 0 は不正な 属性を示す。0 でない値を持つ wctype_tiswctype(3) 関数に渡 すことによって、与えられたワイド文字がその属性を持つかどうかを実際にテ ストすることができる。 x.PP wctype() 関数は、名前によって与えられる属性を返す。有効な名前の集 合は現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存するが、以下の名前は全てのロケールで有効である。

  "alnum" - クラス化関数 isalnum(3) を実現する
  "alpha" - クラス化関数 isalpha(3) を実現する
  "blank" - クラス化関数 isblank(3) を実現する
  "cntrl" - クラス化関数 iscntrl(3) を実現する
  "digit" - クラス化関数 isdigit(3) を実現する
  "graph" - クラス化関数 isgraph(3) を実現する
  "lower" - クラス化関数 islower(3) を実現する
  "print" - クラス化関数 isprint(3) を実現する
  "punct" - クラス化関数 ispunct(3) を実現する
  "space" - クラス化関数 isspace(3) を実現する
  "upper" - クラス化関数 isupper(3) を実現する
  "xdigit" - クラス化関数 isxdigit(3) を実現する
 

返り値

wctype() 関数は、name が有効ならば属性記述子を返す。 有効でなければ (wctype_t) 0 を返す。  

準拠

C99.  

注意

wctype() の動作は、現在のロケールの LC_CTYPE カテゴリに依存する。  

関連項目

iswctype(3)


 

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Time: 04:32:12 GMT, November 19, 2007