MEM

Section: Linux Programmer's Manual (4)
Updated: 1992-11-21
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名前

mem, kmem, port - システムメモリ(system memory)、カーネルメモリ (kernel memory)、システムポート(sysmem ports)  

説明

mem はコンピュータのメインメモリイメージのキャラクターデバイスファ イル(character device file)である。このデバイスは、例えば、システムを 検査するため(また、パッチ(patch)をあてるため)に使われるだろう。

mem のバイトアドレス(byte address)は 物理メモリアドレスとして解釈される。 存在していない場所への参照はエラーが返される。

読み込み専用(read-only)あるいは書き込み専用(write-only)のビットへの検 査あるいはパッチ当ては予期せぬ結果をもたらすことがある。

このデバイスファイルは典型的には次のようにして作られる。:

mknod -m 660 /dev/mem c 1 1
chown root:kmem /dev/mem

kmem ファイルは mem と同じだが、 物理メモリへのアクセスではなく、カーネル(kernel)の仮想 メモリ(virtual memory)へのアクセスである点が異なる。

このデバイスファイルは典型的には次のようにして作られる。:

mknod -m 640 /dev/kmem c 1 2
chown root:kmem /dev/kmem

portmem に似ているが I/O ポート(I/O ports)へのアクセスが行われる。

このデバイスファイルは典型的には次のように作られる。:

mknod -m 660 /dev/port c 1 4
chown root:mem /dev/port

 

ファイル

/dev/mem
/dev/kmem
/dev/port  

関連項目

chown(1), mknod(1), ioperm(2)  

翻訳者

石川 睦 <ishikawa@linux.or.jp>


 

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Time: 04:31:52 GMT, November 19, 2007