なかのにっき

最新版はこちら。 突っ込みは各日付の BBS エントリのほか、 メール (nakano@st.seikei.ac.jp) や フォーム からどうぞ。 なおスパム除けのため、BBS 機能には 緩い認証を入れて います。 検索エンジンから来た方は、エンジンの方のキャッシュを見るか、 下の簡易検索を試してみてください。


hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5

先月 2000年10月 来月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
Namazu for hns による簡易全文検索
詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
検索式:

2000年10月01日() [n年日記]

#1 [labo] ポスター

やっと終わった。ってもう出発まで 12h じゃん。 雨降ってきたし、学校から直行のつもりで来ててよかったなあ。

#2 [URL] The Time Zone Page

timezone を見て各都市の現在時刻を表示してくれるページ。

#3 [thesis] 校正

results & discussion を校正して印刷。 袋づめと郵送を先生にお願いするメールを送る(^^;。 荷作りして出発。

#4 学校→ボストン

吉祥寺:

いったん荷物をコインロッカーに入れ、 昼飯食って LOFT・マツモトキヨシでお買い物。 アイマスク・風邪薬などを買い込む。

NEX:

13:45 新宿発。満員。

成田にて:

いきなり AA154 の時間が遅れていたり、 「座席がまだ決まってないので搭乗口で聞いてくれ」とかいわれたりで いやーな気持ちになるが、 時間的には搭乗手続き・両替・出国管理とスムーズに通過。 出国管理を出たところで休憩室がシャワー付で 500yen/h との 表示が目に入り、すかさず利用。 さっぱりして飛行機に乗る。

成田→シカゴ:

前列に座った 1歳そこそこくらいのお子様が、食後 1h おきに 4 回ほど 大声で泣き叫んでくれたので、そのたびに起こされる。 この世の終わりを嘆くかのように、 自らの体力を搾り出して泣いてくれるので、 聞くほうもぐったりする。

シカゴオヘア空港にて:

そういえばこないだここにきたときは、 帰りのフライトのチケットを落として、その後大変なことになったのだったなあ、 などと思い出し、今回は注意してトラブルなしでいこうと誓ったのだが...

シカゴ→ボストン:

さっきのお子様が今度はすぐ後ろの列に座った。

ボストン→宿:

タクシーで到着。45 ドル。遠い... 部屋はなんかものすごい。ベッドはキングサイズ、 ジャグジーまでついている。 ただしこのジャグジーは故障中でお湯が出ないのであった(笑)。 まっとうに泊まったらどう見ても 200ドルクラスの部屋だが、 そういう事情があるのでサービス、らしい。

#5 インターネット接続

まずこないだの nifty の海外アクセスポイントにかけたら、 uu.net login: とでて、いつものユーザ ID/pass ではつながらない。 しょうがないので、 TP の win 側に入っていた ibm.net への接続キットから 加入を試みるも、これは ATT に引き継がれており、 接続ユーザ ID が使えません、とか言われて加入できず。

次に試したのは AOL。 アクセスポイントをまずフリーダイヤルから拾うのだが、 モデムのダイヤルプロパティに「米国」と書いてあるのに、 国番号の 1 をつけてしまうのでかからない。 ここでホテルの外線用 の prenumber がラッキーにも 81 だったので、これを「8」だけに fake して、 無事番号取得に成功する。 しかし米国の AP からだと、 「ここからではサインアップができません」といわれる。 日本語版だとだめなのらしい。なんじゃそりゃ。 どうしようかギリギリまで迷ったのだが、結局日本に国際通話をして、 日本のアクセスポイントでサインアップをした。

で、やっとこの日記がかけるようになった次第。 うう、電話代が怖い... とか言いながら長かった 10/1 も終わったのであった。ふぅ。
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月02日(月) [n年日記]

#1 ボストン二日目

ホテル〜会場:

7:30 起き、ホテルでパンを食べ、 downtown いきの高速バスの停留所へ。 乗る際にはつり銭の要らないように現金を用意する必要があることを知らず (10ドル札しかなかった)、運転手さんに「次から気をつけろ」 といわれ、ただで乗せてもらう。すみません。

I-93 を降りてすぐ、Haymarket で green line に乗り換え、 Hynes Convention Center まで。会場着 8:20、 registration がちょっとかかり、9:00 の講演から聞く。

午前中:

Surface Engineering, " Hard and Superhard Coatings" の session。 invited な Sproul さんの review、会場は超満員。 立ち見も壁にびっしりでどうしようかと思ったのだが、 床に座っているアジア系の女性が一人いたので、真似して座る。 自分の後にも追随した人がたくさん出たので、あまり恥ずかしくなかった(笑)。 講演は sputtering で作る hard coating の話。 multilayer coating のほか、nanocrystal を matrix に分散させて 硬さを向上させる手法が紹介されており、興味深かった。 製膜手法としては、ionized sputtering のほか、 pulsed DC で大電力をかけるとイオン化率がさらに向上する報告が紹介されていた。

その後の一般講演では、Applied Thin Films Inc と Northeastern Univ. のグループの、対向マグネトロン装置を使った積層 hard coating の発表が 2 件あり、 ちょっと面白かった。ひとつは W/ZrN, もうひとつは ZrN/ZrB2。 前者はともかく、後者は B の組成がどうか、反応性ガスとしていれている 窒素がホウ化膜にも入っていないのかなど、ちと疑問。

昼休み:

1件講演者がこなかったので、10:40 に午前のセッションは終了。 14:00 まで昼休みなので、会場近くの au bon pain でサンドイッチを食べた後、 Huntington Street をぶらぶら西へ歩く。Symphony Hall でインターネットオーダーした チケットを回収、その後 美術館 に寄り、"Impression" の部屋でぼーっと時間をつぶしてみる。 ボストンは今回が 3 回目で、美術館も毎回きているが、 やっぱりここの部屋で過ごす時間が一番長くなるのは、 しょせん素人ということか、それとも相性の問題か。 適当に時間を見て、green line の copley からモール経由で会場へ戻る。

午後:

あまりぴんとくるのがなかったので、Manufacturing Science and Technology, "Challenges in Semiconductor Manufacturing for the First Decade of the 21st Century" という、企業の人の invited で固めた シンポジウムチックな会場へ行く。 Pb/s な通信速度に向けてどのような技術が今後必要かとか、 CMOS が今後はもう伸び悩むから SOI だとか、 いや CMOS もまだまだいけるとか、 SiGe な HBT が IBM ではもう使い物になってるとか、 Cu/low-K な配線の advantage/disadvantage やその周辺技術だとか。 一般的な話ばかりだったけれど、背景知識としてはどれも役立ちそう。 40min x 5 件、まじめに聞く (←めずらしい)。

海外の学会に出るといつも思う感想なのだが、 こちらでは Thin film technology というものが、 まさに Technology であって、 他の分野からも深く respect されているのを感じる。 自分も含めた日本の研究者の力不足かとか、 企業の先端技術が学会に出にくいからかとか、 話を聞きながらぼんやりと考える。

会場〜宿:

小腹が減ったので、モールの食堂街みたいなところで "Japanese" と出ていた屋台の "Teriyaki chicken" を腹に入れる。 鶏の細切れに甘辛のしょうゆだれをからめて鉄板で焼いたもの。 これが日本食だと思われるのはかなり違和感があるが、 ジャンクフードっぽくて個人的には気に入った。

帰りもバスがある時間だったが、commuter rail で帰ろうと思って実行。 north station まで green line, 乗り換えてチケットを買い (ひどく待たされた)、 18:17 の Lowell 行きに乗る。 Winchester Center というところで降りる。 タクシーがいるだろうとたかをくくっていたら、ぜんぜんいない(笑)。 しょうがないので歩き出す。 Washington street 一本道でホテルなのだが、 どうも曲がる角を一度間違えたらしく、くぐるはずのない commuter rail の線路にぶつかってしまい動揺(^^; 何とか調整して Washinton st. に戻り、ホテル着 20:00 ちょい前。 1:30 ほど結構なペースで歩きづめ、 昼のぶらぶら歩きも効き、ふくらはぎはパンパンとなる。 馬鹿なことをした。途中でも激しく後悔していたのも言うまでもない。

宿にて:

腹は照り焼きチキンのおかげでまだクチかったし、いいかげん疲れたので、 夕食に出るのはやめてそのまま寝ることにする。 ネットにつなぎ、 ボストン滞在の後半だけでも宿を変えられないか探ってみたが、ぜんぜんだめ。 これはインターネットの限界なのか、 それともほんとに Boston ってそんなに宿がないのか?
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月03日(火) [n年日記]

#1 日付が

一日ずれてたのを修正。

したら:

すでに リンクされてる のを発見。あうぅ、ごめんなさい (^^; で、ボストンに宿ないの件ですが、やっぱそういうものみたいです。 ほかの都市に比べて 5 割くらいは高い感じですね。 しかもどうやらいまは観光シーズンみたい。 教訓としては、学会の場合は 主催者側が用意してくれた宿をさっさととること、ですかね。

#2 ボストン三日目

朝:

6:30 起き。筋肉痛(笑) シャワー浴びて Express bus で 8:20 に会場着。 うぅ、 Boston きてサラリーマンするとは思わなんだ。

午前:

Plasma Science, "Modeling of Plasma Processes"。 最初の intel の発表がなんかいきなりものすごくて驚くが、 後の発表を聞いているうち、 物理 (というか化学) 的な内容にはあんまり踏み込んでいなかったから、 そんなにビビらなくてもいいのかなあと思い直す。 その他もろもろ聞き、やっぱりエッチングプラズマでは プラズマバルクのモデル化が進んでいるなあと感心。 キーワードとして、CHEMKIN と言うデータベースがあるらしい。 反応断面積のものっぽい。要チェック。 その他覚書: 午前の最後二件は IPVD に関するレポート。 エッチングプラズマの分野のモデルとかを IPVD に適用できたら、 2〜3 年はネタに困らないなあ、とか思ったり思わなかったり。

昼:

Food square で、今回は chinese の fast food。 長粒米のご飯、酢豚の餡を鶏の揚げ物にからめたようなやつ、 海老とセロリの炒め物、春巻。多い。 会場に戻って exibition を眺めようかと思ったが、 いきなり眠くなったので、早めに会場に入って 1h ほど仮眠。

午後:

Thin film "Mechanical Properties of Thin Film", 最初の invited talk の AFM 使った nano-indentation & friction の講演と、 金沢工大の草野先生の TiN/(Cu or Al) multilayer の講演を聴く。 その後 Plasma Science, "Plasma Diagnostics" の session に移動。 同じく覚書。 会議中肩が凝ってこまった。

夕方:

ポスターセッションだったのだが、 バスの時間が心配だったので早めに切り上げ。 会場では広工大の川端先生・田中先生にお会いし、 ちょっとポスターの内容を聞いたり世間話したり。

green line で goverment center から bus の 354. 終バスは 7:13 らしい。

宿に戻り、部屋の message warning でフロントに連絡、 朝出してあった洗濯物を受け取る。 しばらく休憩、 宿に附属のレストランで晩御飯。 サミュエルアダムス、クラムチャウダー、海老のグリル。 うーむ、まあ可もなく不可もなし、といった感じか。 レストランの隣のバーの TV では、佐々木が投げていた :-)
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月04日(水) [n年日記]

#1 ボストン4日目

朝:

昨夜は Boston で大統領選挙の公開討論会をやっていて、 あまりチャンネルの選択肢がなかったり。 10:30 に寝たので 6:00 に目がさめる。日が昇ってないよ。 いつものより一本早いバスで downtown へ、会場には 8:00 着。 ポスターを早めに貼っとこうと思ったのだが、まだポスター会場が開いてなかった。

午前:

まず Thin Films 会場で "Hyperthermal Ion Enhanced Deposition of Materials" という題目の invited を聞く。イオンビーム蒸着。 エネルギー領域を数eV〜数keV に変えた実験をたくさん。 などなど。 CPL は Chem. Phys. Lett., JPC は J. Phys. Chem.

会場を移動、PS の Plasuma Induced Damage で、 トレンチ構造の bottom にできる notch が、 基板にかける RF の pulse 化で抑制できる、との invited を聞く。

次の 20 分を利用してポスター貼り。まだ時間前だったのだが、 貼り終わったところで一人お客さんがきて、ちょっと話す。

その後再び TF 会場へ。() 内はキーワード。

昼:

ポスター。午前のセッションをちょい早めに抜けてサービスのサンドイッチを頬張り、 11:00 から板の前で待機。 が、立ち上がりが悪い。みんな飯を食うほうが忙しいらしい。 11:30 くらいからぽつぽつ。ちょっと混んだ時間があったのだが、 Korean の学生さんに elementary な説明をしていて相手できなかったのがやや悔やまれる。 結局もらったネームカードは 5 枚。 自分の名刺は 15 人ほどに "web ページにいろいろあるから見てね" と言いつつ押し付ける(笑)。 IPVD や MC をやってる、と言う人があまりいなかったこともあり、 全体的にちょっとさびしかったかも。 IVC の時は (oral だったけど) もうちっと手応えがあったのだが。 AVS は deposition より etching の方が盛んに見えるのだが、何か理由があるのだろうか。

午後:

PS、Sensors and Control in Plasma Processing に入りちと聞くが、 「物理はおいといて、プロセスを制御」的な話だったので退散、 小腹が空いていたのでモールに出てパスタとサラダ。くどい(^^; その後 TF で cBN/Si 成長の分光エリプソを利用した in-situ 測定の話 (QMS や cantilever beam と組み合わせて density, steress を測る) を聞き、 さらに PS に移って trench filling の話。 昨日の Univ. Illinois の Prof. Kushner が co-author、講演者は Lu さん。 IPVD の粒子輸送シミュレーションをやっているようだった (力点はそこにはないのだけれど) ので、 名刺を渡して manuscript と reprints をお願いする。 「PDF があるよ」とのことだったので、メールがくる、と期待したい(^^; いずれにしても Kushner 氏の既報論文は要チェック。 Ruzic のコードも使っていたのだけど、彼も Illinois だったっけ?

夕方:

その後は trench etching の話をぼーっと聞き流して、 昨日と同じルートで帰宅、じゃなかったホテルに帰る。 小雨。 晩ごはんは、高速バスを降りたとこにあったマクドナルドで cryspy chicken meal と言うやつ。鶏の胸肉とレタス+マヨネーズのバーガーなのだが、 あたり。うまかった。あんまりくどくなかったし。

しかし:

あれだな、やはり宿の位置せいか、ひたすらまじめに暮らしてるな(わら

#2 AOL

なんか接続できたりできなかったり。 接続できても PPP 経由では成蹊につながらなかったり。 1 call 75 cents なので、あまり気分がよくない。

#3 周期性のある数列

それって擬似乱数発生で使う線形合同法のアルゴリズムなので、 たとえば Knuth の Art of Computer Programming の vol2 (だったと思う) とかを見ると載ってると思うです。
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月05日(木) [n年日記]

#1 ボストン5日目

朝:

6:30 起き。ちょっと風邪気味? 今日は BSO のチケットを買ってあるのだが、 帰りの足が問題である。 とりあえず歩きやすいように軽装で出発。ちと寒い。 いつものように 8:20 に会場入り。

午前:

PS, "Fundamental of Plasma Enhance Chemical Vapor Deposition" の session から。 最初はいつぞや見た記憶のある pulsed plasma の Time resolved な OES。 次は Ruzic 教授@Illinois Univ が co-author の reactive IPVD な AlO2 作製。 O2 組成によってイオンの割合が変わるとか言う話。ちなみに RF コイルの I.D. は 323mm。かたっぽ接地。 続いて self-affine roughness 系の話が二件、amorphous Si:H。 最初の方向区では JAP 87 pp.608 (2000), JAP 85 pp.8032 (1999) などが引用。 基板温度があがると Lc が小さくなるとか。 時間経過とともに、local な slope の部分もあがるのはうちのスパッタのと同じだなあ。 二件目での引用は J.Phys.A 18 pp.L75 とか。 roughness evo. を説明するには、depositeion site が動くというモデルを おかないといけん、との主張。 次は同じく a-Si:H, もうちょっと化学屋さんっぽいやつ。 あまりまじめには聞かなんだ。

ここで勝手に break。 ホテルの朝食で出るパンはうまくないので、ろくに食わずに出てきてしまうため、 腹が減った。モールでのカフェでクロワッサンなどを食べる。うまし。

戻って会場移動、PS の "Plasma Diagnostics II" へ。 Sandia Nationla Labo の micro retarding ion energy analyzer、 fabrication、Langmuir probe との比較 (電子温度が小さく出る) など。 次は Collisional Presheath の理論と Mass resolved IED 測定の話。 JVST A17 pp.506 ('99)、JAP 69 pp.2909 ('91) J.Phys.Chem.Ref.Data 19 pp.676(←怪しい) などが引用。 次は UCLA Chen 教授の「Collisional sheath にあう L-probe の理論がないぞえ」 との話だったが、難しくてよくわからんかった。 最後は photon ionization mass spectroscopy。

昼:

food court (←正式名称はこれだった) で chinese、今度はやきそば、 野菜炒め、厚揚げの炒め物。やきそばが短くて、しかもぷつぷつ切れるのが欲求不満。 本屋によって、Fiest のリフトウォーの第1巻 "Magician" の revise 版を発見。 前のやつではカットされてたのを再び入れて二分冊にした、とのこと。 いわゆるディレクターズカット版ですな。買おうかどうか迷ったのだが、 結局買わず。

午後:

"Manufacturing Science and Technology" の "Advanced Modeling of IC Manufacturing"、 最初の invited を聞く。プラズマプロセスのモデルプログラムの review として、 大変役に立った。やっぱり U. Illinois のレベルはだいぶ高いらしい。 その他 ANSYS, HPEM, CFD-ACE, HCFPM などのコードが紹介されていたり。

その後はちょっと食指の動くのがなかったので、 exibition の Quesant のブースにちょっとご挨拶。 control program の update 版や、日本代理店の予定などについてちょっと聞く。

その後は Thin Films、 "Transparent Conductive Oxides"。 金沢工大の ITO の発表を見た後は、 sol-gel での Zn:Al2O3、 CoNiO や CoO-ZnO などの新しい系の提案などをぼーっと聞き流す。

夕方:

BSO を聞きに行く決心をし、ゆっくりメシを食うかということで Legal Sea Food へ。 サミュエルアダムス、クラムチャウダー、シーザーサラダ、鮭のフィレのムニエル。 クラムチャウダーがうまい。ホテルのレストランとだいぶ違う。 ジャガイモの柔らかさがポイントと見た。 シーザーサラダもうまいうまい。 でも、この辺でおなかいっぱいになり、鮭の最後は苦しめ。 付け合せの芋には手が出せず、デザートも頼まず。

BSO コンサート:

green line で Symphony へ。 7:00 から今日のプログラムの解説があるとのことなのでそれにあわせて到着。 バルコニーの 2nd floor (つまり 3 階) の前列。下見ると結構怖い。 オーケストラを真下に見る感じ。安い席だけど面白い。 開演は 8:00. 曲目は、武満徹の "From me flows what you call Time" と ベルリオーズの Symphonie fantastique。 前者は打楽器グループの NEXUS と BSO 向けに武満が書いた曲とのこと。 カーネギーホールの 100 周年記念で演奏され、 今度は Boston symphony hall の 100 周年の年に演奏されることになった、 とかなんとか。いかにも武満な曲だけど、打楽器の使い方が効果的で良い。 後者はとにかく木管がめちゃうま、金管も strings もすばらしく大満足。 skip しなくてよかった。

宿へ:

タクシーつかまるかなあ、と思ったが、どうもそれらしい列が見当たらない。 North Station での乗り継ぎがちょうどよさげだったので、 月曜のルートを取る決心をする。 Winchester Center で commuter rail を降りたら雨。げ。 だがまあ、今回は正しい道がわかっているので、気分的には楽である。 黙々と歩くと、30 分で到着してしまう。そう、このくらいのつもりだったんだよな。 月曜は相当ひどい間違い方をしていたらしい...

宿:

明日の午後に、とある人にあえるかな、と思っていたのだが、 都合がつかなかった旨のメールが。残念。 明日は午前で会議も終わり、まあ特に聞きたい! という講演もないし、 また交通機関関係でうだうだするのもたるいので、 宿で D 論の残りを片付けることに決め。"Don't disturb" を出して寝ることにする。
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月06日(金) [n年日記]

#1 「英語を書くときは Word ラブラブ」

実は自分もそうだったり(^^; スペルチェックはまあ ispell でいいんですが、 シソーラスが Linux にはないのが痛い。 文法チェッカもほしいすね。 Word の文法チェックもあまり技術系の文書には向いていないような 気がするんすが、いいやつないかなあ。 gramatik の Linux 版が出る、というようなうわさも以前聞いたのだが、 あれはどうなったんだろうか。

#2 ボストン6日目

朝:

9:30 にゆっくり起きる。雨。うーむ。 朝飯を食ってメールを眺める。 自分の日記も読み返してみて、いくつか恥ずかしい typo を fix。 そろそろ Win から Linux に切り替えて原稿を書こうかな...

昼以降:

...と思ったのだが、暇つぶしになるかと思って disk に突っ込んできた、 村上朝日堂「夢のサーフシティー」の web イメージを読み始めたら はまってしまい、原稿はぜんぜん進まず(^^; 昼はマクドナルド、 夜は宿のレストラン。ビールを多めに入れてしまったので、 フロントで明日のタクシーを頼んで早めに店じまい。

#3 [JM] 予約

機内での暇つぶし用に、いくつか予約して HP200LX の Flush ATA にコピー。
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月07日() [n年日記]

#1 帰国

宿〜Logan:

6 時起き、支度してチェックアウト。 total で 1053ドル、国際通話料金は 58ドル(笑)。 タクシーが 7:10 に来る。 メーターが付いていなくてちょっとビビるが、 まあホテルに呼んでもらった奴だし、そのままのる。 昨日とはうって変わってドピーカンの上天気。 結局空港までは45ドル。ちょい高め?

Logan〜Ohare:

チェックイン、衣類・書類の入った鞄を預ける。 なんか食ベようかとも思ったが、 ベーグルしか見当たらないんでやめ。そしたら機内食は出なかった(^^;). 機内では暇にまかせて JM の作業したり、 PObox の練習のつもりでこの日記を書いたり。 PObox って学習していく過程が良く解って面白い。

Ohare での transit のゲートは、今度は出国なので目と鼻の先。 America Airline のターミナルに CINABON の店があり、 吉祥寺で見かけてはいたものの食ったことはなかったのでチャレンジ。 惨敗。甘すぎ。コーヒーロールをシナモン味にして、 ものすげく甘くしたような味だった。半分残した。

Ohare〜Narita:

あまり眠れなかった。数時間うとうとしたくらい。 JM の作業では modprobe.8 が片づく。 機内映画では日活の「どら平太」を英語字幕付きで見る。 60 seconds もやってたのだけど、 あれはスクリーンで見ないとダメなような気がしたのでやめ。 とかうだうだしている間に日付変更線。
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月08日() [n年日記]

#1 続帰国

成田〜吉祥寺:

何事もなく passport control と税関を通過。 さすがに疲れていたので、成田エクスプレスのグリーン席を買ってみる。 席は広くてすばらしい... のだが、空気が悪い...煙草か? これ禁煙車だぞ?

東京から中央線。始発なので座ったのだが、 御茶ノ水で婆さまが目の前に立つのでしかたなく席を譲る。 が、なんつーか、その婆さまの態度が悪い。つーか気に入らん。 ううむ、単に寝不足で俺の気が立っていただけだろうか。

吉祥寺から、とりあえず荷物を置きに大学へ。 バイク置きっぱなしだったし。 バスで向かう途中、煙草を道に投げ棄てている阿呆がいた。 「肺ガンで死にやがれ」と念を送る。

#2 煙草

大学着、荷物置いて銭湯、そば屋。 したら大学の野球部の練習後だろう、10 人くらいの団体が押しかけ、 周囲でスパスパ煙草を吸われる。ものすごーくイヤな気分になったのだが、 しかし冷静に考えてみると、ここはもともとそういう環境だったのであって、 自分も実はそれを特に気にしてはいなかったのだ。 そして更に冷静になってみると、アメリカにいた間は、 そういえば全然煙草の煙を吸っても見てもいなかったのだ。 どうもそのせいで煙草の刺激に敏感になっていたらしい。

そういう状態だと、ほんとうに煙草の煙が憎くなるのだ。 もう煙草を吸う人間の人格も否定したくなる。 煙草喫みなんざ人間じゃねえ、というきもちにすらなりますな。 巷でよく見る過激派嫌煙家のきもちが多少わかった気がする。 ただ一方、煙草はやっぱり体に悪いのだなあ、というのもよくわかった気がするけど。

まあでも禁煙車で煙草を吸うのは論外だよな、さすがに。 あと、スポーツ選手が煙草吸っちゃいかんよ > 野球部

#3 [JM] 今日の commit

tempnam.3 と modprobe.8 を納品。
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月09日(月) [n年日記]

#1 日記一周年

10/7 で日記開始から一年経っていた。 子供のころに何回か日記をつけかけたことはあるけど、 数ヶ月すら持った試しがなかったのだが。 ありがたや > hns

#2 [freshmeat] 10/1〜10/8 の新着メールから

#3 [LDP] 〜10/8 の updates

#4 [URL] Translation Memory Systems

For technical communicators exploring translation services, a relatively new technology can help provide consistency among translated documents, make the translation process more efficient, and make translation projects cost effective. Translation memory systems assist human translators by following along as a document is translated, creating a database of translated material and terminology, and allowing translators to access previously translated material easily. Using this technology, translators can translate, save, and reuse material, making the resulting translations highly consistent and the overall process more efficient and cost effective than working without this technology.
まあ会社向け?

#5 [LDP] ldp-discuss から

Merrill さんのコメント。どこでも抱えている問題は似ている?
I am stepping up to volunteer to take on some more responsibilities for
the LDP. I am going to try to manage the document base. Here are the
things I am going to try to do:

1. Keep track of things like file formats, licenses, versions,
meta-data, and indexing.

2. Compile metrics on the documents, such as accuracy, completeness,
readability, etc., and identify problem areas.

3. Build a documentation "map" so we know what documentation we might
want to seek out in the future. We could post these on the TODO list.

4. Establish procedures for document provenance, which we completely
lack right now.

5. I am thinking about how we might institute a periodic review process,
so that each document is looked at by a volunteer and those that need
updating are identified.

6. I'm open to suggestions from anyone on what other activities might
improve the overall quality of our collection.

#6 [URL][JF] docbook の翻訳方法

shom さんに教えていただく。rpm 系での環境構築もこれでおっけー?
コメント [全部読む/投稿する]

2000年10月10日(火) [n年日記]

#1 [LDP] 10/9〜10 の updates

続き (23:50)。

#2 [freshmeat] 10/9 の news から

#3 [labo] 事務手続き

帰国報告書などを提出。

#4 [thesis] recent status

出張前に送った原稿に対して、吉田先生から OK の返事、 11 月中旬に中間審査の予定とのこと。 ありがたや。

しかしこれでまたしばらくバタバタになるな...(^^;

決定:

11/16 10:00 から。うむ。

#5 [labo][URL] U of I Computational Optical and Discharge Physics Group

Univ. Illinois のサイト。うう、たくさん読まねば。 Dr. の学生の Lu さんからメールで教えてもらう。 速攻でお返事を出す。仲良くなれるといいなあ。

#6 学生実験

しんどかった。最初は学生も慣れてないし、 こっちも体慣れてないしな。

#7 [labo] AVS のポスター

晒す。内容は春の応物とほとんど同じなんだけど...(^^;
コメント [全部読む/投稿する]

以上、10 日分です。
タイトル一覧
カテゴリ分類
book
dept
issp
labo
paper
snap
stock
vsj
Powered by hns-2.19.5, HyperNikkiSystem Project

中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
RSS feed, 更新時刻, LIRS エントリ, アクセス制御 (解説)

中野のホームページへ