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RICOH ipsio:
印刷するとトナーが散らばったような汚れが出る。
出張中に生じたらしい。
感光体ユニットや定着クリーナローラといった消耗品を購入して交換してみたがダメ。
西東京リコーに電話したら、サービスの人を今日送ってくださるらしい。
うーん、素晴らしいな。
結局詰まった紙が残っていて、
定着前の紙に触っていたのが原因だったとのこと。
ライン全体を奇麗に掃除してくれて、
非常に鮮明に印刷できるようになった。
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boss の PC の winbiff の不調:
ファイルを添付して大きなメール (といっても数 10 KB) を送ろうとすると
ESMTP の DATA コネクションのところで固まる。
surf の問題かと思って SMTP サーバを apdrelay にしてみたがだめ。
Outlook Express でも同様に試してみたが、やっぱりかなりの確率で失敗する。
ハードウェア層の問題かなあ。
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とかやってたら:
どんどん時間が経っていく。ううやばい。
出張の前半で読了した本。
この著訳者コンビの手になる
フェルマー本
も読んでいた
*1
ので、
評判を耳にして速攻で購入。大正解。
目次を並べるだけで、その手の人をそそるには充分ではないだろうか。
- 第 I 章 スコットランド女王メアリーの暗号
- 第 II 章 解読不能の暗号
- 第 III 章 暗号機の誕生
- 第 IV 章 エニグマの解読
- 第 V 章 言葉の壁
- 第 VI 章 アリスとボブは鍵を交換する
- 第 VII 章 プリティー・グッド・プライバシー
- 第 VIII 章 未来への量子ジャンプ
置換暗号を頻度解析によって解読する方法からはじまり、
有名なドイツの暗号機エニグマの原理と連合国側からの攻撃方法、
古代語 (ロゼッタストーン、線文字 B) の解読過程と続く。
ここまででも相当読み応えが有るのだが、
さらに続いて公開鍵暗号のアイデアやその RSA による実装
*2
、PGP のアイディアやその社会的な側面など、
コンピュータを使った現代の暗号通信が述べられていく。
そして最後に量子コンピュータ・量子暗号通信の素晴らしい解説で締めくくられる。
いずれも非常に分かりやすい記述で、
なおかつ知的刺激に富みまくる。
この本のすごいところは、内容もさる事ながら、
これらのアイデアがどのように実現されたかを、
いずれもそれらを実現した人物達の視点で述べているところだと思う。
だから読んでいて下手なフィクションより感動するし、
各アイデアの意義・凄味も一層際立つ。
それぞれの人物にしっかり取材していることが背景にあるのだろう。
とにかくお薦め。個人的には今年の No.1 の収穫。
*1: 追記: 違った。自分が読んだのは
アクゼルのやつ
の方だったらしい
(人にあげたのでわかんなくなっていた)。
早速上記本も発注。楽しみ :-)
*2: 個人的にはこれ以上分かりやすい解説はかつて読んだことがなかった。