なかのにっき

最新版はこちら。 突っ込みは各日付の BBS エントリのほか、 メール (nakano@st.seikei.ac.jp) や フォーム からどうぞ。 なおスパム除けのため、BBS 機能には 緩い認証を入れて います。 検索エンジンから来た方は、エンジンの方のキャッシュを見るか、 下の簡易検索を試してみてください。


hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5

先月 2003年04月 来月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Namazu for hns による簡易全文検索
詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
検索式:

2003年04月21日(月) [n年日記]

#1 [book] 『会社はこれからどうなるのか』岩井克人 平凡社

例によって ほぼ日 で紹介されてたのをきっかけに購入、読了。

1〜4 章までは準備。法人 (=会社) は、株主に所有される「モノ」としての側面と、 会社資産を所有できる「ヒト」としての側面をもっていることが解説される。 アメリカでは前者の意識が強く、日本では後者の意識が強いのも常識の通り。

5〜7 章あたりがとても面白い。 なぜ日本のサラリーマンが会社への帰属意識を強く持っているのかというと、 基本的には従業員が持つ「組織特殊的な人的資産」が、 日本の会社では高く評価されてきたからだという。 またこのことが、産業資本主義 (大きな設備を買って運転し、 労働力を農村から安く買って利潤を産もうとする方法) とマッチし、日本の高度経済成長に結びついた、としている。

でそれ以降 8〜10 章。 現代は安い労働力が枯渇したため、 ポスト産業資本主義といわれる状況になってきた (いわゆる第三の波とか、そのへん)。 IT 革命、グローバル化、金融革命も、この文脈で説明される。 安価な労働力を利潤に転化できなくなったため、 企業は市場価値となる、 なんらかの「差異」を継続的に産み出さなければならなくなった。 これには、組織特殊的な知識を備えた人間の集団が必要であり、 そのため株主に支配される「モノ」としての法人よりは、 そのような集団の構成員が帰属意識を持ちやすい 「ヒト」としての法人のほうが向いているかもしれない、などなど。

会社経営者はぜひ読んでおくべき本だと思いまする。 もちろん単なる知的好奇心だけで読んでも、ものすごく面白い。 ただし、特に 5〜7 章あたりは論旨を追うのに相応の集中力が要って、結構疲れた。

...というところで話は 組織戦略の考え方 につながってくるような気がするのだが、 これはいつ読めるかなあ。

#2 今日のビジネス英会話

というか金曜日の。冒頭に Thank God, It's Friday! とか言われて萎え。

I stepped down from being the president. 「会長を降りた」
spause spouse 配偶者

なんかインタビューで出たアドバイスは 『会社はこれから〜』の末尾の部分と重なるな。

#3 行き

自転車。

#4 [labo] 塩ビ管

水道屋さんだと、定尺 (4m) でしか売ってくれないようだ。 まあ呼び径 30 ならそれでも 1,040 円らしいけど。

#5 [labo] 昼食会

修士の進学祝いということで boss のおごり。場所は ここ。 11:45〜13:30 くらい、のんびり食事。

#6 [labo] 電源配線

FMS 山野辺さんが居室にいらっしゃって研究室へ。 清水建設の人たちと打ち合わせ。 多分水曜日の作業になるようだ。

#7 [labo] 科研費

だめだった。うーん。

#8 渋谷東急ハンズ

塩ビパイプ購入。

#9 [linux] LC プロ委

17:00-18:30 於神田 JLA 事務局。 さすがに砂原先生はパワーがある。

議事録を巴投げ。

#10 秋葉原ぷらっとホーム

試験導入用のギガイーサ、カード 2 枚 + メルコの 4 port hub 1 ケ。

#11 帰り

国分寺から歩き。
コメント [全部読む/投稿する]

以上、1 日分です。
タイトル一覧
カテゴリ分類
book
dept
issp
labo
paper
snap
stock
vsj
Powered by hns-2.19.5, HyperNikkiSystem Project

中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
RSS feed, 更新時刻, LIRS エントリ, アクセス制御 (解説)

中野のホームページへ