なかのにっき

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2007年09月05日(水) [n年日記]

#1 応物二日目

7:00 起床、小樽駅前で食事して 9:00 会場入り。午前は 1.5 と 6.3、 水中放電による CNT の親水化、星先生のところの 2 スパッタ源成膜、 多賀先生たちの温度測定、PLD による (102) エピ膜で測定した TiO2 の m* 異方性、Han 先生のところの HPMS Ti (duty↓、Freq↑によって grain ↓ とか。 あと effective power density のとこ聞きもらした)、 井上先生のところの InGaN の EC with N radial、などなど。

30 分で食事、午後は C 膜の受賞講演の C ネットワークの摩擦計算、 ソフトマテリアルのシンポで電池絡みの話を 3 件。

6.5 で MgO 絡みの話を二件。一件目阪大永富先生のところ、 イオン散乱の角度がぶれる現象から表面帯電を見た話。 600nm で 300V くらい、電流には依存しない、とか。 なんとなく見てるものは似ている気がするな :-) 二件目は Tight binding の計算、DOS 使って元山−Hugstrum の方法で Ne の potential emission のγとか。F と F+ のバンドが出てるか聞くの忘れたな。

外に出たら斎藤くんを発見してちょっと話。その後 6.3 へ戻り、 酸化物の抵抗スイッチの話を最後まで。 ものによって on/off state の origin が違うっぽいのが面白いというか難しいというか。

札幌に出て土産物を物色。その後すすきので斎藤くんと合流してジンギスカン。 SR-STM がさきがけに通ったとのことで大変素晴らしい。 でその審査員 (メンター?) が福谷先生だったらしいというまた世間の狭いこと。 札幌で別れ、自分は日付が変ったくらいに小樽着。

#2 [book] 『新ネットワーク思考』A.-L. バラバシ著 青木薫訳 NHK 出版

空き時間・電車の時間などで読了。これは面白かった。感想はまた。

感想補完。 「6 次の隔たり」の話から入り、ランダムネットワークからベキ法則で支配される 「スケールフリーネットワーク」の発見、そしてそれが成長するネットワークの持つ 普遍的な性質であることが理解される 7 章あたりまでがもの凄く面白い。

その後「早いもの勝ち」以外の尺度を入れるべく導入された「適応度」を含む (シミュレーション上の) ネットワークのリンク分布がボース・アインシュタイン分布 に従う…とした八章は、理論的には大変 exciting そうなのであるが、 残念ながら現実にはそういう例がないらしい。 書中では OS の独占を無理やり挙げているけど、これはネットワークじゃないしなぁ。

あとはネットワークの脆弱性とか、 そのようなネットワークを通して拡散するブツの影響、 方向性の効果、生物学への応用、経済学への応用、などの各論。 最後はちょっと「フクザツケー」っぽい話に落ちてやや残念。 やっぱり前半かな。ここまでは発見の驚きに満ちていて大変良かった。 その勢いで最後まで読ませるのだけれど。

#3 台風

なんか帰京日に北海道直撃しそうだな。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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