MODIFY_LDT
Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2007-06-01
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名前
modify_ldt - ldt を設定または取得する
書式
#include <sys/types.h>
int modify_ldt(int func, void *ptr, unsigned long bytecount);
説明
modify_ldt()
はプロセスのローカル・ディスクリプタ・テーブル (local descriptor table; ldt)
を読み書きする。
ldt は i386 プロセッサで使用されるプロセスごとのメモリ管理テーブルである。
このテーブルに関してのより詳しい情報は Intel 386 processor handbook を
参照すること。
func
が 0 ならば、
modify_ldt()
は ldt を
ptr
が指しているメモリに読み込む。
読み込むバイト数は実際の ldt のサイズか
bytecount
より小さい方である。
func
が 1 ならば、
modify_ldt()
は ldt エントリの一つを変更する。
ptr
は
user_desc
構造体を指し、
bytecount
はこの構造体の大きさに等しくなければならない。
user_desc
構造体は <asm/ldt.h> で以下のように定義されている:
struct user_desc {
unsigned int entry_number;
unsigned long base_addr;
unsigned int limit;
unsigned int seg_32bit:1;
unsigned int contents:2;
unsigned int read_exec_only:1;
unsigned int limit_in_pages:1;
unsigned int seg_not_present:1;
unsigned int useable:1;
};
Linux 2.4 以前では、この構造体は
modify_ldt_ldt_s
という名前であった。
返り値
成功した場合は、
modify_ldt()
は (読み込みの場合は) 実際に読み込んだバイト数、
または (書き込みの場合は) 0 を返す。
失敗した場合は
modify_ldt()
は -1 を返し、
errno
をエラーを示す値に設定する。
エラー
- EFAULT
-
ptr
がアドレス空間の外を指している。
- EINVAL
-
ptr
が 0 である、
または
func
が 1 で
bytecount
が
modify_ldt_ldt_s
構造体のサイズと等しくないか、
func
が 1 で新しい ldt エントリが無効な値である。
- ENOSYS
-
func
が 0 でも 1 でもない。
準拠
このコールは Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは
使用してはいけない。
注意
glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。
syscall(2)
を使って呼び出すこと。
関連項目
vm86(2)
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- 返り値
-
- エラー
-
- 準拠
-
- 注意
-
- 関連項目
-
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Time: 04:31:53 GMT, November 19, 2007