JOIN
Section: User Commands (1)
Updated: 7 October 2002
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名前
join - 二つのファイルを読み、フィールドが共通な行を結合する
書式
join
[-i]
[-1 FIELD]
[-2 FIELD]
[-a FILE-NUMBER]
[-e STRING]
[-j FIELD]
[-j1 FIELD]
[-j2 FIELD]
[-o FIELD-LIST]
[-t CHAR]
[-v FILE-NUMBER]
[--ignore-case]
FILE1 [FILE2]
join [--help] [--version]
説明
join
は join フィールドが一致している入力行の各ペアを標準出力に表示する。
一方の
FILE
が与えられないと標準入力から読み込む。また
FILE
が
`-'
だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。
FILE1 と FILE2
は実行前に join フィールドの昇順にソートしておかなければならない
(数値順のソートはだめ)。
-t
オプションが与えられなかった場合は、ファイルは join フィールドの
先頭にある空白を無視してソートしておかなければならない
(`sort -b' のようなかたち)。
--ignore-case
オプションを与える場合には、各行は
join フィールドの英大文字小文字を無視してソートしておかなければならない
(`sort -f' のようなかたち)。
デフォルトの動作は以下の通り:
join フィールドは各行の先頭に来る。
入力は 1 つ以上の空白でフィールドに分割され、
行頭の空白は無視される。出力のフィールドは 1 つのスペースで区切られる。
出力行は、 join フィールド、
FILE1
の残りのフィールド、
FILE2
の残りのフィールドからなる。
オプション
- -1 FIELD, -j1 FIELD
-
FILE1
の
FIELD
番目のフィールドを用いて join を行う
(FIELD
は正の整数)。
- -2 FIELD, -j2 FIELD
-
FILE2
の
FIELD
番目のフィールドを用いて join を行う
(FIELD
は正の整数)。
- -a FILE-LIST
-
FILE-NUMBER
(`1' または `2')
のファイルにあるペアにならなかった行を、通常の出力に追加して表示する。
- -e STRING
-
入力にフィールドがなかった場合、それに対応する出力フィールドを
STRING
にする。
- -i, --ignore-case
-
キーを比較するときに英大文字小文字の違いを無視する。
このオプションを指定するときは、
入力ファイルも同じように整列させておかなければならない。
このような整列を行うには `sort -f' を使えば良い。
- -j FIELD
-
-1
FIELD
-2
FIELD
と同じ。
- -o FIELD-LIST...
-
出力行のフォーマットに
FIELD-LIST
を用いる。
FIELD-LIST
の各要素は、一文字 `0' または M.N の形式である。
ここで M はファイル番号で
`1' または `2'
である。 N は正の整数で、フィールドの番号である。
フィールド指定 `0' は join フィールドを表す。
ほとんどの場合は、 `0' の機能は M.N を用いて
join フィールドを明示的に指定するやり方でも再現可能であろう。
しかし、 (-a や -v オプションを使ったときに)
ペアにならなかった行も表示する場合は、両方のファイルに
そのような行があると、 FIELD-LIST で
M.N を使うやり方では
join フィールドを指定することはできない。
join
にこの機能を与えるため、 POSIX で
`0' フィールド指定の記述が発明された。
FIELD-LIST の各要素はコンマまたは空白で区切られる。
一つの -o オプションの後に複数の FIELD-LIST
引数を指定することも出来る。 -o オプション以降の
全てのリストの値は結合される。
FIELD-LIST の指定は、
(-a や -v オプションに由来するものも含め)
全ての出力行に適用される。
- -t CHAR
-
入力・出力のフィールド区切りに文字 CHAR を用いる。
- -v FILE-NUMBER
-
通常の出力ではなく、
FILE-NUMBER
(`1' または `2')
のファイルにある、ペアにならなかった行だけを表示する。
- --help
-
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
- --version
-
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
注意
プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。
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- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- オプション
-
- 注意
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Time: 04:32:28 GMT, November 19, 2007