FINGER
Section: User Commands (1)
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BSD mandoc
Linux NetKit (0.17)
名前
finger
- ユーザー情報を調査するプログラム
書式
finger
[-lmsp
]
[user ...
]
[user@host ...
]
説明
finger
は、システムのユーザーについての情報を表示する。
オプションは以下の通りである。
- -s
-
finger
は、ユーザーのログイン名・本名・端末の名前と書き込み属性
(書き込みが許可されていない場合、端末名の後に ``*'' が付く)・
アイドル時間・ログイン時刻・
オフィスの場所・オフィスの電話番号を表示する。
ログイン時刻は、月・日・時・分、の順に表示される。
ただし、ログインしてから 6 ヶ月以上経過している場合には、
時・分ではなく年が表示される。
不明なデバイス・アイドルしていない場合のアイドル時間・ログイン時刻は、
1 個のアスタリスクとして表示される。
- -l
-
-s
のオプションで得られる情報に加えて、ユーザーのホームディレクトリ・
電話番号・ログインシェル・メールの着信状況・
ユーザーのホームディレクトリにある
``.plan
''
``.project
''
``.pgpkey
''
``.forward
''
ファイルの内容、といった全ての情報を複数行にわたる形式で表示する。
11 桁の電話番号は ``+N-NNN-NNN-NNNN'' と表示される。
10 桁および 7 桁の電話番号は、11 桁のときの一部を取り出した形式で表示される。
また、5 桁の電話番号は ``xN-NNNN'' と表示され、
4 桁の電話番号は ``xNNNN'' と表示される。
端末への書き込みが許可されていない場合、
端末名が表示されている行に ``(messages off)'' と表示される。
-l
オプションの場合、一人のユーザーに対して一つのエントリが表示される。
つまり、一人のユーザーが複数の端末でログインしている場合、
端末の数だけ端末情報が繰り返して表示される。
メールがない場合、メールの着信状況は ``No Mail.'' と表示される。
新しいメールが届いたあとにユーザーがメールボックスを参照した場合は、
``Mail last read DDD MMM ## HH:MM YYYY (TZ)'' と表示される。
新しいメールがある場合は、
``New mail received ...'', `` Unread since ...'' と表示される。
- -p
-
finger
の
-l
オプションで
``.plan
''
``.project
''
``.pgpkey
''
ファイルの内容を表示させないようにする。
- -m
-
ユーザー名
user
のマッチをさせない。
通常、
user
はログイン名とマッチされる。
しかし、
-m
オプションが指定されない限り、ユーザーの本名ともマッチされる。
finger
が行う名前のマッチでは、大文字と小文字は区別されない。
オプションが指定されていない場合に、引き数が与えられていると、
finger
はデフォルトで
-l
形式の出力をする。
また、引き数が与えられていないと、
デフォルトで
-s
形式の出力をする。
情報が入手できないフィールドは、
どちらの形式においても表示されない点に注意すること。
引き数が与えられていない場合、
finger
は現在システムにログインしている各ユーザーの情報を表示する。
finger
はリモートマシン上のユーザーを調べる場合にも利用できる。
そのときには、
user
を
``user@host
''
または
``@host
''
という形式で指定する。
前者の場合、デフォルトの表示は
-l
形式である。
後者の場合、デフォルトの表示は
-s
形式である。
-l
オプションは、リモートマシンに渡される唯一のオプションである。
標準出力がソケットの場合、
finger
は全てのラインフィード (^J) の前にキャリッジリターン (^M) を送る。
これは、
fingerd(8)
によって起動されたときに、
リモートの finger からの問い合わせを処理するためである。
ファイル
- ~/.nofinger
-
このファイルがユーザーのホームディレクトリにあると、
ローカルホスト外からの finger の問い合わせに対して、
そのユーザーがいないものとして必ず拒否する。
これを有効にするためには、
fingerd(8)
によって起動された finger プログラムが
.nofinger
ファイルを読めなければならない。
一般的に言うと、このファイルのあるホームディレクトリに
他のユーザーの実行ビットセット (o+x) がなければいけないということである。
chmod(1)
を参照すること。
この機能をプライバシーのために使いたい場合は、
信頼する前に万一に備えて、
``finger @localhost'' でテストをすること。
- ~/.plan
-
- ~/.project
-
- ~/.pgp
-
これらのファイルは、詳細な形式での問い合わせの一部として表示される。
.project
ファイルは 1 行に制限されるが、
.plan
ファイルは全て表示される。
関連項目
chfn(1),
passwd(1),
w(1),
who(1)
履歴
finger
コマンドは
BSD 3.0
で登場した。
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- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- ファイル
-
- 関連項目
-
- 履歴
-
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Time: 04:32:41 GMT, November 19, 2007