DEBUGREISERFS
Section: Maintenance Commands (8)
Updated: February 2004
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名前
debugreiserfs - ReiserFS ファイルシステムのデバッグツール
 
書式
debugreiserfs
[
-dDJmoqpuSV
] [
-j device
] [
-B file
] [
-1 N
]
device
 
説明
debugreiserfs は ReiserFS ファイルシステムで生じた問題解決の
役に立つ (かもしれない)。
オプションを付けずに実行すると、
device 上に見つかった ReiserFS ファイルシステムの
スーパーブロックを表示する。
- device
 - 
デバイスに対応するスペシャルファイル。
(例えば、/dev/hdXX は IDE ディスクパーティションで、
/dev/sdXX は SCSI ディスクパーティションである)。
 
 
オプション
- -j device
 - 
ジャーナルの内容を表示する。
-p オプションにより、
ジャーナルを他のメタデータと一緒にアーカイブに入れることができる。
 - -J
 - 
ジャーナルヘッダを表示する。
 - -d
 - 
ファイルシステムにおける内部ツリーのフォーマット済みノードを表示する。
 - -D
 - 
ファイルシステムにおける全ての使用中ブロックの
フォーマット済みノードを表示する。
 - -m
 - 
ビットマップの内容を表示する (少しだけ役に立つ)。
 - -o
 - 
オブジェクト ID マップを表示する (少しだけ役に立つ)。
 - -B file
 - 
内部の ReiserFS ツリーに格納されている不正なブロックのリストを取得し、
ASCII 形式のリストに変換して、指定されたファイルに書き出す。
 - -1 blocknumber
 - 
ファイルシステムの中の指定されたブロックを表示する。
 - 
 - 
-p
debugreiserfs -p /dev/xxx | gzip -c > xxx.gz によって
ファイルシステムのメタデータを取り出す。
ファイルシステムが破損している
ブロック全体をアーカイブに入れようとする場合、
破損がない限りは何のデータも入らない。
この出力を我々に送ってもらえれば、
同じ構造を持つファイルシステムを
debugreiserfs -u によって作成できる。
データファイルがあまり大きくなければ、
これによって大抵の場合は障害を速やかに再現し、
デバッグすることが可能となる。
 - -u
 - 
debugreiserfs -p によって以前にアーカイブに入れられたメタデータから、
gunzip -c xxx.gz | debugreiserfs -u /dev/image によって
ReiserFS ファイルシステムのイメージを構築する。
結果のイメージは元のファイルシステムとは同一ではない。
ほとんどの場合は debugreiserfs -p によって
メタデータしかアーカイブに入れられていないので、
ファイルシステム構造が完全に再作成されるためである。
 - -S 
 - 
-S オプションが指定されていない場合、
-p オプションは
ファイルシステムビットマップのみで使われているマークされたブロックを扱う。
このオプションを設定した場合、
debugreiserfs は全てのデバイスに対して適用される。
 - -q
 - 
-p オプションが指定されている時に、進捗度を表示させない。
 
 
著者
このバージョンの debugreiserfs は
Vitaly Fertman <vitaly@namesys.com> によって書かれた。
 
バグ
バグは、できる限り多くの情報 (ハードウェア・カーネル・パッチ・設定・
表示された全てのメッセージ) とともに、
ReiserFS の開発者 <reiserfs-dev@namesys.com> に報告してほしい。
関連する情報があるかもしれないので syslog を調べてほしい。
 
関連項目
reiserfsck(8),
mkreiserfs(8)
 Index
- 名前
 - 
 - 書式
 - 
 - 説明
 - 
 - オプション
 - 
 - 著者
 - 
 - バグ
 - 
 - 関連項目
 - 
 
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Time: 04:32:50 GMT, November 19, 2007