RPMCACHE
Section: Red Hat Linux (8)
Updated: 05 July 2002
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名前
rpmcache - RPM パッケージのヘッダ情報をキャッシュする
書式
rpmcache [ PACKAGE_NAME ... ]
説明
rpmcache
はファイルツリーを歩きまわり(リモートのFTPかもしれない)、
glob(7)
の式を使ってパスをフィルタリングし、rpm パッケージのヘッダを読み込む。
最新の(すなわち同じパッケージ名のものに対し、
パッケージのエポック・バージョン・リリースを比較し、
それが同じであればビルド日付を使って比較した)パッケージのヘッダーが
他のものと重複しなければ、rpm データベースにキャッシュされる。
不明な依存性を解消するパッケージの場所を提案するために、rpm データベースの
キャッシュを利用することができる。
rpmcache
固有のオプションはなく、
rpm
関連のツールで共通のオプションだけである。
現時点で何が実装されているかについては、
rpmcache
の使用方法のメッセージ(訳注: "rpmcache --help")を参照のこと。
検索対象のファイルツリーの場所は rpm マクロを使って設定される。
最終的な場所は、独立した 5 つの要素を結合したものである。
rpmcache
を設定するのに使用されるマクロ名を以下に示す。
下記の表示順と同じ順番で各要素が結合されて、
検索されるファイルツリーの場所が生成される。
- %_bhpath
-
"path"レベル。
検索されるファイルツリーのパス(または URL)の先頭部分。
glob(7)
の式はここでは使えない。
- %_bhcoll
-
"collection" レベル。
%_bhpath のサブディレクトリーにマッチする文字列(または
glob(7)
式)。
- %_bhN
-
"name" レベル。
%_bhcoll のサブディレクトリーにマッチする文字列(または
glob(7)
式)。
Red Hat ビルドシステム内でのいずれかの特定のパッケージ名にマッチするよ
うな
glob(7)
式を構成するために
PACKAGE_NAME
引数が使用される。
ほぼ確実に、Red Hat 以外の人間が使用することはないだろう。
- %_bhVR
-
"version-release" レベル。
%_bhN のサブディレクトリーにマッチする文字列(または
glob(7)
式)。
- %_bhA
-
"arch" レベル。
%_bhVR のサブディレクトリーにマッチする文字列(または
glob(7)
式)。
キャッシュデータベースの場所もまた、以下のマクロを使用して設定される。
- %_cache_dbpath
-
キャッシュデータベースの場所。デフォルトは
/var/spool/up2date/cache。
キャッシュデータベースのフォーマットは rpm データベースのものと等しく、
コマンドラインの
rpm
から利用することができる。
例えば、パッケージのインストールに必要な依存性を満たすパッケージを
提案するためにキャッシュデータベースを利用するには、以下の設定が
/etc/rpm/macros
または
~/.rpmmacros
に必要である。
- %_solve_dbpath
-
依存性を解決する提案のために使用されるデータベースの場所。
Red Hat beehive ツリーのための(最低限の)設定例
訳注: beehive は多分、Red Hat 内部の何らかの名前。
%_cache_dbpath /var/spool/up2date/cache
%_solve_dbpath %{_cache_dbpath}
%_bhpath file://localhost/mnt/redhat/beehive/comps/dist
%_bhcoll 7.3
%_bhN @(basesystem|bash|filesystem|glibc-common|glibc|ldconfig|libtermcap|mktemp|setup|termcap)
%_bhVR *
%_bhA @(i[3456]86|noarch)
Red Hat の FTP ツリーのための(最小)設定例
%_cache_dbpath /var/spool/up2date/cache
%_solve_dbpath %{_cache_dbpath}
%_bhpath ftp://localhost/mnt/dist
%_bhcoll @(7.3|7.2|7.1|7.0|6.2|6.1|6.0|5.2|5.1|5.0)
%_bhN @(%{_arch})
%_bhVR *
%_bhA @(i[3456]86|noarch)
バグ
rpm-devel パッケージに対するバグ報告や改善要求は、bugzilla
http://bugzilla.redhat.com/
を使って欲しい。
関連項目
rpm(8),
glob(7),
http://www.rpm.org/
著者
Jeff Johnson <jbj@redhat.com>
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- 名前
-
- 書式
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- 説明
-
- Red Hat beehive ツリーのための(最低限の)設定例
-
- Red Hat の FTP ツリーのための(最小)設定例
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- バグ
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- 関連項目
-
- 著者
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