GETTTYENT

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2002-07-18
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名前

getttyent, getttynam, setttyent, endttyent - ttys ファイルのエントリを取得する  

書式

#include <ttyent.h>

struct ttyent *getttyent(void);

struct ttyent *getttynam(const char *name);

int setttyent(void);

int endttyent(void);  

説明

これらの関数はファイル _PATH_TTYS (例えば /etc/ttys) へのインタフェースを提供する。

関数 setttyent() はファイルをオープンする。 また既にオープンされている場合は、巻き戻す。

関数 endttyent() はファイルをクローズする。

関数 getttynam() は指定された端末名についてファイルを検索する。 この関数は (以下で説明されている) struct ttyent へのポインタを返す。

関数 getttyent() は (もし必要であれば) ファイル _PATH_TTYS をオープンし、最初のエントリを返す。 ファイルが既にオープンされている場合は、次のエントリを返す。 ttyent 構造体は以下の通りである。


struct ttyent {
    char *ty_name;     /* 端末デバイス名 */
    char *ty_getty;    /* 実行するコマンド。通常は getty */
    char *ty_type;     /* termcap のための端末タイプ */
    int   ty_status;   /* 状態フラグ */
    char *ty_window;   /* ウィンドウマネージャを起動するコマンド */
    char *ty_comment;  /* コメントフィールド */
};

ty_status は以下のいずれか値をとることができる。


#define TTY_ON     0x01  /* ログインを有効にする (ty_getty プログラムを開始する) */
#define TTY_SECURE 0x02  /* ユーザ ID 0 でのログインを許可する */
 

準拠

POSIX.1-2001 にはない。 BSD 系に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。  

注意

Linux では、ファイル /etc/ttys と上で説明した関数は使われていない。  

関連項目

ttyname(3), ttyslot(3)


 

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Time: 04:31:44 GMT, November 19, 2007