なかのにっき

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2005年04月01日(金) [n年日記]

#1 帰り

歩き電車歩き。あかぎでシメサバ定食。

#2 応物最終日

バス〜中央線〜武蔵野線〜埼京線〜バスで会場へ。 6.4 の session を聞き (金原先生が会場にいらっしゃった)、 ISSP のパンフを回収、Exibition をグルグルしてから新宿経由で学校へ。 吉祥寺からは歩き。新入社員っぽいグループが新宿あたりにちらほら。 大学は今日から新学期関係の手続がもろもろ始まったようだ。

#3 よつばとひめくり

開始。

#4 [dept] 貸出図書更新

done。

#5 [book] ボール物理化学

パリティ・日経サイエンスを取りにいくついでにブックセンターで発注。

#6 [labo] 新年度

学部・学科が変更、プロパーなメールアドレスも変更。 まあ旧アドレスもあと 3 年は生きてるはずなのだが、 移行のタイミングは結構難しいな。 とりあえず ~/.signature 各種を変更、 メーラデフォルトの From: も変更。 web ページのやつとかはどうするかねえ。

研究室の alias と web のメンバーリストも整理。 学生さんたちの所属は「工学部物理情報工学科」なんだよな。ややこしい。

/home 以下を整理、卒業したひとは /home/2004home/ へ。 次いで passwd.nis の修正、full_backup を前倒しで実行。 多久島くんの日記が見えなくなっちゃったので、 勝手ながら sudo -u kajyukun でゴソゴソいじって (つうか grep -rl '\/home\/kajyukun' . して 2004home を挟んだだけ) 見えるようにした。

#7 ブース整理

予稿集を仕舞うついでに、 すずきさん言うところ のガベージコレクション。書きつけておいたメモから 応物二日目 のエントリを適宜補完。

#8 [book] The R tips

これも埼大生協で見て「おっ」と思ったもの。グラフィックが結構強力っぽい。 もとになったのは こちら らしい。

#9 えらべる倶楽部

なんかよくわからんが会員パスワードを設定した。

#10 [paper] 今日拾った論文 (PRB 71(9-12))

Nos. 11, 12 のメールは来なかったけど web では公開されてた。
と思ったら 11/12 の通知メールも遅れて届いた。

Ab initio lattice dynamics and electron-phonon coupling in the refractory compounds ZrN and HfN:

両方 NaCl 型結晶の hard material。なので phonon dispersion を、ということになるのだね。 以前の測定との比較では、光学分枝がうまく合わなかったのだが、 著者らがやった中性子散乱実験では分散が小さく出ていて 今回の計算とより良く合う、と言っている。

Wavelet analysis of extended x-ray absorption fine structure data:

XAFS への適用。Morlet wavelet というのを使っている。 散乱能が似た異種原子を (しかも同じくらいの動径分布で) 含む 結晶からの散乱に効果大、だとか。

Dynamical simulations of radiation damage and defect mobility in MgO:

MD 計算。MgO の Mg ないし O を primary knock-on atom として 400eV, 2keV, 5keV のエネルギーを持たせて cascade を生成し、temperature accelerated dynamics という方法で時間発展を追っている。 まあ欠陥の生成数がエネルギーにほぼリニアに比例する、 というもっともらしい結果だけど。 ionic な結晶だから、結構ポテンシャルは難しいみたい。 coulomb 項と van-der Waals 項を混ぜたり、Buckingham ポテンシャルとかいうのを使ったり。

Grain-boundary melting phase transition in the Cu-Bi system:

Cu に Bi を混ぜると、ある Bi 濃度で GB への極端な偏析が見られるそうだが、 そいつを Cu/Bi の拡散率を radiotracer で測定することで説明しようとする試み。

Luminescence blinking of a Si quantum dot in a SiO2 shell:

eb リソとエッチングで作った pillar を酸化して作った nanodot の点滅発光。 励起エネルギーに on->off の rate が 2 乗で比例、QD の Auger ionization が原因ではないかとのこと。一方 off-on の rate は励起強度に依存してないらしい。 のでまあ charge の trap が充分たくさんある、ということなのかね。

Fractal nature of porous silicon nanocrystallites:

fractal 性の porosity 依存性評価。具体的には H の含有率測定から。

Formation, ripening, and stability of epitaxially strained island arrays:

mismatch がある場合の island growth のモデル。自己組織化とかの話だろうか。 surface tension に異方性があることが、array の形成に重要なのだと。

Structure of the hydrogen-stabilized MgO(111)-(1×1) polar surface: Integrated experimental and theoretical studies:

水素で安定化した (111) O 面の LEED, TED と XPS/AES による観察と構造決定。 第一原理計算だと O の直上に H が乗ると安定するらしい。

Kinetic roughening of charge spreading in a two-dimensional silicon nanocrystal network detected by electrostatic force microscopy:

SiO2 層の上に CVD で着けて 1000℃の rapid thermal annealing。 AFM tip で電荷注入、spread を同じ探針で electrostatically に測定。 Si 部の密度が高いと、電荷部がギザギザになり、hour scale で広がるとのこと。 ふーむ。

High-energy ion-beam-induced phase separation in SiOx films:

SiOx に 50MeV の Cu+ を入れて Si と SiO2 の 2 phase に分離する話。 確認は Si-O-Si の IR absorption で。あと XPS。

Influence of collision cascade statistics on pattern formation of ion-sputtered surfaces:

Sigmund のモデル (本質的に amorphous 対象) を Cu 結晶について simulation する話。特に入射角 (Bradley-Harper のアレ) 依存性について。 ちと明日の電車ででもちゃんと読んでみよう。

Formation and luminescence of ZnO nanoparticles embedded in MgO films:

同時蒸着とアニールで。900 ℃までは hex の ZnO と MgZnO, 1100 ℃だと cubic の MgZnO になるそうな (確認は XRD)。absorption, Raman, 325nm 励起で 3.3eV 付近に PL。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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