なかのにっき

最新版はこちら。 突っ込みは各日付の BBS エントリのほか、 メール (nakano@st.seikei.ac.jp) や フォーム からどうぞ。 なおスパム除けのため、BBS 機能には 緩い認証を入れて います。 検索エンジンから来た方は、エンジンの方のキャッシュを見るか、 下の簡易検索を試してみてください。


hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5

先月 2007年07月 来月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
Namazu for hns による簡易全文検索
詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
検索式:

2007年07月31日(火) [n年日記]

#1 DONE

#2 行き

原付。曇りだが気温低く長袖で出発。

郵便局で生命保険の保険料支払い。 これも 10 万円越えると免許見せないといかんのか。 つーかこれマネーロンダリング対策だろ。 アホな運用してるよなあ。

局から出たとこで控除の証明のとこに日付印が無いことに気付き、 引き返して押してもらう。うーん。

#3 [issp] カバーシート

収束した。やれやれ。

#4 [dept] 第 III 実験レポ返却

12:30 から。試験監督があるので boss に引き継いでもらって撤退。

#5 [dept] 試験監督

3 限 力学:

70 分。やっぱ部屋が大きいと大変だ。

#6 続アーロンチェア + おかたづけ

ランバーサポートの交換品は送付可能、 保証が効くかもしれんので、どこから買ったかわかったら教えろとのこと。 明細は処理済 box に入れた らしいので、当時から放り込みっぱなしでパンパンに膨れあがっていた レターボックスの中身を紙袋に移動しつつ探索。一応みつかった。 ついでにレターボックスのその他の引出しも片付けていたら、 やたら時間を食った。あほだな。

ところで大量のビール券 (22枚) が出てきたのだが、これってまだ使えるんやろか。
図書券も 1,500 円分。これはどうかなあ。

#7 Dell HDD

電話してみた。忘れられていたらしい。わはは。

#8 [paper] Google Reader で拾った論文 (PSST 16, JPD 40)

だいぶ溜めた。やばい。

Validating experimental and theoretical Langmuir probe analyses:

ラングミュアプローブの各種モデルの適用範囲について、 実験データをいろんな条件で取って考察してみた話らしい。 しまったこれ 4 weeks 越えてて pdf 取れなかった…

Investigation of O-atom kinetics in O2, CO2, H2O and O2/HMDSO low pressure radiofrequency pulsed plasmas by time-resolved optical emission spectroscopy:

O2, CO2, H2O, さらに O2+有機分子といった 各種ガス (〜0.7 Pa) に対してパルスプラズマを起こし、 時間分解 OES で見た話。O 原子の生成とか励起とか、あと壁が水で覆われる効果とか。

Density jump in helicon discharges:

ヘリコンプラズマでパワーを上げていくと密度が急激に上昇する点がある。 従来これは ICP からヘリコンモードへの transition と思われていたのだが、 そうではなくて回路抵抗の効果でも説明できる、という提案。

Investigation of possible replacement of protective magnesium oxide layer in plasma display panels by barium ternary oxides:

Estonia/Korea (Sumsung) のグループ、MgO の変わりに BaY2O4 と BaGa2O4 が PDP の protecting layer に使えないか、という試み。PLD で作製、 XRD, AFM, PL の発光・励起各スペクトル測定で Eg 決め、 Ne+10%Xe 0.46bar での放電開始電圧測定など。結果からいうと MgO の 160V に対して BYO が 210V, BGO が 257V ということで勝てなかったみたい。

Influence of evaporation conditions of Alq3 on the performance of organic light emitting diodes:

China のグループ。OLED 作るとき Alq3 の蒸着時に暗くしたか 100W のランプで照らしたかによって発光特性が変わったちう報告。 ほんまかいな。AFM 像も一応。確かに違うけどさあ。

1D partially oxidized porous silicon photonic crystal reflector for mid-infrared application:

PS 作成時に電流の大きいのと小さいのを交互にして porosity を変え、 そいつを RTA で酸化することで屈折率の異なる multilayer 構造を作った話。 これはおもろい。赤外での反射スペクトルは、確かに典型的な multilayer のそれ。

#9 [paper] Google Reader で拾った論文 2 (PRB 76)

こっちは明日に読む。
8/1 に読んだ。

Self-shadowing in ballistic fan formation from point seeds:

GLAD 系の薄膜体積のシミュレーション。柱の基板からの高さと上から見たときの半径の関係に注目し、 その指数が oblique 入射だと 1 より小さくなる (つまり単純な錐ではなく、育つに従って絞られる) というのが実験と一致するよ、 というあたりがちょっと面白い。

Decay of nanoripples on Au(111) studied by He atom scattering:

Ar スパッタ (3keV, 75deg 入射) した Au (111) 面の ripple 構造を He 散乱で見つつアニールした話。370〜390 K では (波長を保ちつつ) ripple が decay, activation energy を 0.85eV とした温度依存性を示したとのこと。 400K では波長が伸びたとのことで、これは波長による分散があるらしい… といってるがこれはちょっと疑問。 散乱でピークしか拾えないからしょうがないのだろうけど。

Influence of defects on the absorption edge of InN thin films: The band gap value:

InN の gap についてはいろいろな報告が出てるらしい、というのを小耳に挟んでいたのでちょっと見てみた。 MBE で作った低電荷密度のものと、プラスマソース MBE で作った高密度のものとでは、 光学吸収で測った Eg が 0.61→1.90 と変わっており、 後者は縮退と欠陥のせいであると。 いろいろ計算も。 高密度の試料の吸収測定の実験結果を完全には再現できていないようだけど。

Imaging self-sputtering and backscattering from the substrate during pulsed laser deposition of gold:

タイトル通り、Au の PLD プラズマを Au neutral の OES やラングミュアプローブで観測、基板からの放出があるらしいということで、 Au イオンによる自己スパッタとか入射イオンの中性化+後方散乱などを評価。 てか基板にバイアスかけてるのこれ?

Dynamic scaling of roughness at the early stage of tungsten film growth:

タングステンのスパッタ膜の XRS による粗さ測定と growth のスケーリング解析。 1.9〜25 nm で αが 0.18、βが 0.06。 0.133 Pa、0.12Å/s、温度は特に書いてない。

Effect of deposition rate on morphology evolution of metal-on-insulator films grown by pulsed laser deposition:

シリカ・マイカ基板上への Ag の PLD、島状成長するのだが、 percolation を電気的に検知して、その膜厚の pulse 周期・基板温度依存性を測定。 KMC シミュレーションと比較して議論。 温度が低いと frequency を高くしてもあまり percolation 膜厚が変化しない領域が現われるのだが、 このへんについての議論が面白いっぽい。 佐藤くんがやった In 膜の仕事を発展させる場合には、 ちゃんと読んでおくべきかも。

Direct excitation of surface plasmon polaritons in nanopatterned metal surfaces and thin films:

表面に構造を作って SPP を発生させる話はときどきあるが、 これはそいつを理論的に扱った話。 単一 groove での電磁場を MMP 法というやりかたで計算して、 励起の断面積とかまで求めている。ほー。double/multi groove 構造についての結果も。

#10 [labo] アルバックファイから見積二件

アイオナイザーのフィラメント交換は発注書を fax。
水冷のモータ交換は 28 万か。これは時期含めちょい様子見。

#11 帰り

原付。一日遅れたが晩飯はうなぎ。
コメント [全部読む/投稿する]

以上、1 日分です。
タイトル一覧
カテゴリ分類
book
dept
issp
labo
paper
snap
stock
vsj
Powered by hns-2.19.5, HyperNikkiSystem Project

中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
RSS feed, 更新時刻, LIRS エントリ, アクセス制御 (解説)

中野のホームページへ