なかのにっき

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2001年09月11日(火) [n年日記]

#1 [URL] JR 東海 運行状況

果たしてのぞみ 1 号は定刻通り動くだろうか :-)

#2 東京〜愛知工大

遠かった。
新幹線は 12 分遅れて名古屋に着。 名鉄バスのりば (4 階建てのやつ) から 愛知工大直通のバスが出ているときいていたのだが、 間違えて JR バスの方にいってしまった *1 。 名鉄バスのりばから愛知工大までは 50 分強。 というか豊田市なのか > 愛知工大
*1: しかもその近辺のコインロッカーに荷物を置いたので、 後で泣くはめになった。

#3 応物学会 第 1 日

初日からクソマジメにききまくる。 後でメモをまとめるつもりだが、 メモパッド 20 枚くらいになった。シヌ。

11a-ZV-2:

Au/quartz glass, sputt. Cr, Ti を 1wt.% 混入で、 付着強度 数MPa → 数10MPa、 grain size 2〜30nm → 10nm に。 この状態に C を足すとさらに増加らしい。

11a-ZW-3:

高速量子分子動力学法というのを開発したらしい。 MgO/Al2O3 の成長とか。 Tight-Binding like な計算で、パラメータは入っている。 しかしそのパラメータは小さな系で第一原理計算で出した、といってる。 RPB93 というメモが残ってるのだが、これはなんだろ(^^;

11a-ZW-4:

HfO2 のイオンビーム援用蒸着。 Hf は eb, 5〜10 倍の flux の O を 1〜20keV, 25〜50 uA のイオンビームで。 working pressure 1.3x10^-4 Torr, 2sccm。 molecular flux が無視できないきもするが。 Energy 増加とともに cubic→monoclinic→tetragonal。200配向。 tetra は Hf:O =1:1.3 くらい。tetra を O2 雰囲気でアニールすると monocl に。 vac 中だと tera keep。

11a-ZW-5:

ZrO2。大気圧 ALE。
      ZrCl/N2                   O2/N2
        ↓                       ↓
   ====    =====================    ======
←evac     ←SUBST→                   evac→
   ================    ===================
                    ↑
                    N2
てな感じの装置で。 基板は 10s くらいでいったり来たり。 400〜650℃、 600℃で正方晶。RMS 2.5nm。 粘性流領域だから原料ガスを引きずらないかな、と後でちょっと思った。

11-ZV-6:

Cr/SiO2。RF magnetron sputt @0.8Pa 10sccm Ar, 35W, 0.1nm/s。 TEM 観察。 cluster の数は減らない。migration もしない。 thickness が最初すごく増えるが、 3D っぽいのでそう見えるだけ、との解釈。

11a-ZV-7:

α-Ta(bcc) を UHV DC sputt で。 bp 3x10^-8 Torr, sputt 時は 2x10^-3, (001) Si 上に 100\AA, 15〜50W, RT〜500℃。 supst temp 350℃くらいからα-Ta。 電力にはあまりよらない。聞いてみたが理由はよく分からんらしい。

11a-ZV-8:

TiFe。 H2 吸蔵合金の candidate。 bulk だと in-out cycle の応力で粉末化してしまうので、 porosity の大きな薄膜にしたいらしい。IBE だとそうなる?

11a-ZV-9:

Al2O3 の電極に Ru を。 PLA with KrF 248nm, 6J/cm^2, 10Hz→30min, 30um くらい。 001 Al2O3 上。300〜600℃でつけたが、 400〜500 ℃が良好。ρ〜11uΩcm (bulk: 6.7 uΩcm)。

11a-ZW-10:

high-K 用途の YSZ。反応性 sputt. マグネトロンの周りにソレノイド、 電流比で etrack を動かせる。 Ar 5.8sccm, O2 0.6sccm → Ox mode, 0.3sccm → metal mode。 oxide mode のが結晶性がよい。buffer層の問題ではない。

11a-ZW-11:

VO2/TiO2。VO2 は 338K で構造転移を起こして metal-insulator transition するそうなのだが、 ここで TiO2 上への epi で stress を入れて c 軸を伸び縮みさせると温度も変わる。 001 上だと c 軸縮み、110 上だと (結晶が横に寝て) c 軸のびる。

11p-ZW-2:

NiO reacive sputt. 150W, Ar+O2 0.8Pa, (O2 1〜90%)。 subst. temp 300℃。0.5〜0.7nm/min。 O2 増やすと最初製膜速度が大きくなる。 またρも低下する。ちょっとよく分からん。 分光スペクトルはセルマイヤーの式と双極子分散で fitting。 パラメータの物理的考察までは踏み込んでおらず。

11p-ZW-3:

SrRuO3/SrO/Si。 バッファ層は 6nm で OK。結晶方位の関係について考察。 酸化物生成エネルギーの式として K. J. Hubbard JMR 11 p.2757 ('96)。

11p-ZW-4:

SrCu2O2。p 型酸化物半導体の candidate を RF mag. sputt で作ろうとの試み。 Cu 欠乏。Cu metal pellet をターゲット上において compensate。 基板は 7059 glass, RT & 400℃。Ar+O2 0.7Pa, 50W。 必要に応じて 400℃ アニール。 0.18Ωcm, 1.5x10^-1 cm^2/Vs, 2.4x10^20 cm^-3 というところらしい。

11p-ZW-6:

LBMO を MgO(100) や LaAlO2(100) 上に成長させる。 MgO とは misfit が大きいので、 島状成長して RMS が大きくなったりモザイク性がよくなくなる。 LAO はその反対。

@展示会場:

ちょっと時間が空いたのでのぞきに行ったら、 ポスターで porus Si の話をやっていた。不覚。 15:00 までだったのですぐ終わってしまった(^^; 予稿集 3 巻 p1072 くらいから。 半導体 B でもやってたのかー。 MRS Proc 238 あたりにまとまったやつが?

浜ホトの人たちとお話。例の 1D リニアアレイは 60万円くらいらしい。 日製産業の人ともお話。nano indentation の機械は 2000 万円。

11p-X-8:

以降半導体 A (Si) での porus Si のセッション。

HF, HF+HNO3, oxidation の 3 種類の処理をした表面を陽極化成すると どんなもんか、という話。 HF 25% + C2H5OH 希釈液で 20mA/cm^2 30min とか。 HF+HNO3 処理したやつは表面が荒れるが、 化成開始後にそのあらさがまずツブされる、との解釈。 ちなみに AFM 像は 1.8um^2 くらい、RMS は 10nm くらい。

11p-X-9:

a-Si:H の annodation. Si 上に SiH4 400mTorr 4sccm RF10W 250 ℃で depo。 5〜20mA/cm^2, 25% HF で数s〜200s くらい。 RMS は飽和? TDS で H の脱離。 低い温度に SiH2 のが, 高い温度に SiH のピークがあるが、 annodize するとそれぞれピーク温度が下がり、 さらに low のピーク強度が相対的に大きくなったりとか。 形態の変化にからめて解釈していたが、 そもそも最初から内部にたくさん入ってる a-Si:H でそういう議論が成り立つか、 とのツッコミが会場から。

11p-X-10:

Si の結晶に仮想的に穴を開け、 取れる原子数と生じる dangling bond と必要な電子数の 関係から、解離原子価 (H2 発生量などから見積もる) と pore size との関係を示す。 実験的にも検証。pore size は実験的には水分子の毛管凝縮? から求められるとか。

11p-X-11:

磁場中で annodization すると porosity が大きくなるらしい。 電流を on/off すると、off 時の振る舞いが変わるが、 等価回路で Si-溶液の diode に直列にインダクタンスが入れると うまく説明できる、といってる。 しかし磁場とそのインダクタンスの関係は不明。

11p-X-12:

porus Si 中の微結晶サイズを SAXS (小角 X 線散乱) で測定、 これまでの通例より小さく 2 nm くらいと出た。 吸収スペクトルはちゃんと反射・干渉を考慮して求めると、 gaussian にはなってなくて 2 つのピークの重ね合わせになっている、 だからこれはまだ間接遷移な状態だと思う方がよい、など。 吸着 H を D にして isotope effect をみた実験も。 TO でない? surf. state 経由で発光? などなど。

11p-X-13:

HF:H2O2 100:17 の溶液に n-Si (30〜60Ωcm) を dip, He-Ne laser でフォトケミカルエッチ。 円偏光な励起の PL で、stokes parameter の議論。 スピン励起? 一遍スピン励起しとけば直線偏光入射して円偏光が?

11p-X-14:

porus Si 使って熱によって超音波を発生させる素子を。 サイズ効果。 Nature 400 (1999) pp.853 らしい。

11p-X-15:

近接場成分の取得。 放射 state に落ちる前に拾えるので高エネルギーのスペクトルが。 PRB 48 pp.11024 ('93), APL 76 p.2173, M. Ohtsu Proc. of SPIE 3749 p.478 ('99) などの reference が紹介される。

#4 愛知工大〜宿

最後まで聞いてたら、 バスのりばはものすげえ人の列で、その待ち時間で 30 分。 バスにのって名古屋駅まで 50 分。 いいたいことはいろいろあるが、まあいい。

コインロッカーに預けた荷物を回収、 東山線で 2 駅戻って栄下車、 歩いてサンホテル名古屋栄へ。 贅沢ではないが、必要なものはすべてそろってる感じのよいホテル。 ロケーションも盛り場のど真ん中(笑) とはいえ、今日は疲れたのでさっさと寝よう...

#5 晩飯

ラーメン+餃子+生ビール。 帰るまでにはひつまぶしが食べたい...
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2001年09月12日(水) [n年日記]

#1 米国同時多発テロ

ふと目覚めてふと TV をつけたら大変なことになっていた。 ううむクランシーの小説だよこれじゃ。 またアメリカが「そっち」の方向に振れそうで恐ろしい。

#2 応物第 2 日

TV 見てたせいで寝過ごす(^^; しかもまだ寝不足ギミ。 8:30 起き、地下鉄で栄→藤が丘 (20min)、 藤が丘からはバス。25 min 弱。 やっぱ遠いな。

12a-ZV-4:

reactive sputt TiN、濡れ性を contact angle で。 デシケータ内部へ放置。 時間とともに C.A. 増大 (ie surf.energy 減少)、 800h ほどで saturate。 C のコンタミか。 ESCA での C1s も対応した変化。 bp 2x10^-6 Torr, 8inch Ti, glass, RT〜300℃, Ar に N2 を 1x10^-4〜2x10^-3 Torr 分。 15nm, 5kV 1.7kW, 0.05〜1nm/s。 酸素の影響はどうか、との質問。 TiN の表面反応を利用したアプリケーションがあるのかと思って きいてみたが、特にそういうことはないらしい。 ちなみに TiO2 は、O2 分圧がある値で rutile<->anatase に変化するので C.A. が大きく変わるらしい。

12a-ZV-5:

AlN を Al foil につけ、Al を HCl でとかして除去。 すると膜が付着面を外側にしてくるくる丸まり、 内径 0.2〜1mm 程度の筒状になるらしい。丸まり径は膜厚とほぼ linear に変化、 界面付近に圧縮応力が存在していたのでは、とのこと (原因はわからんらしい)。 JAP 88(2000)p.4434 とのこと。

12a-ZV-6:

PLD CrN。 CrN は HV が 1800 (TiN は2200)、oxidation temp. が 600℃(同500℃) なので、高温用 hard coating よりいいかも、とのこと。 試みは Surf. Coat. Tech. 98 ('98) p.934、 SCT 112 ('99) p.181、 SCT 94-95 ('97) p.422 など。ただし酸素が入ってしまう。 Nd:YAG 355nm, 7ns 10Hz 5J/cm^2。 NH4 0.1〜0.4 Torr 内で。T-S 15mm、Subst Si(100)。 Cr rich な膜で、やっぱり O が 10〜20%。 HV は 4000と大きくなった。 Cr2N は XRD では出なかった。

12a-ZV-7:

(Ti_(1-x) Al_x) N。 AlN は Wulzite, Insulator。 TiN は NaCl、Conductor。 1:1 程度のところは hard coating の application。 ほかの組成は? との試み。 JVST A11 Petrov? らの ref. Al ターゲットに Ti タブレット 5〜11 ケ、 Al+N2(0〜80%) 8mTorr、 RT 150nm、subst 7059 or n-Si(001)、 100W。 EDX 測定、metal mode でいっぺん Ti リッチになるが、 今回は oxide mode での depo。 Ti/(Ti+Al) が 50〜70% のところ TCR 大→サーメットに? 〜90% のところ ρ〜100uΩcm、発熱抵抗体に? 参考文献 小林春洋「スパッタ薄膜」日刊工業新聞社

12a-ZV-9:

PLD Cr-Al-N-O、 6 と同じグループ。 ターゲットの面積比と組成がほぼ比例。 Al 20% くらいのところで HV4000、柱状晶。 1000℃くらいまで oxidation に regist。表面酸化層が拡散 barrier に? Y.Makino Mater. Sci. and Eng. A192/193 ('95) p.77, SCT 98 ('98) p.1233, T. Ikeda et al., J. Jpn. Inst. Metals 57 ('93) p.919。

12a-ZV-10:

アーク蒸着。 ドロップレットを避けるためにターゲットから基板を直視できないようにし、 磁場で曲げよう、また 陰極点の運動を安定化させるためにも磁場を使おう、とのこと。 config. は直視タイプとトーラスタイプ。 出口でイオン電流が max になるよう磁場を調整。 ドロップレットに対して優秀だったのはトーラス。 成膜速度は 70% 程度に減る。 SCT 86/87 ('96) p.243。

12a-ZV-11:

金沢工大グループ *1 。パルススパッタ。 ターゲットの charge up よけ以外にも膜質に違いが生じる→ion energy 測定。 1Pa, 0.5A, 50〜250kHz, duty は 0%〜40% (off の時間)。 DC では 3〜4eV にピークをもつ分布、 これは probe で測った plasma potential に対応か。 周波数をあげると 30eV くらいのところにもう一個ピークが。 mean energy, flux, ion current いずれも増加。 電源を off にしたとき、 プラズマが自分を維持しようとしてシース電圧をあげるせいでは、との議論。 SCT 142-144 ('01) p.337 など。

滝沢研の小林くんが光のセッションで発表をしているのを 予稿集で見つけていたのでのぞきに行こうかとも思ったのだが、 結局午後は酸化物シンポ。 ZnO を中心に、いろいろな応用の紹介。

12p-ZX-2:

光 IC の中心材料として。 導波路としての application にするには 伝送損失を小さくしないといけない。 surf roghnes は問題ない。 Band gap に比べて Bond が強いので、 正四面体の 1 ボンドを表面に向けようとしてかってに c 軸配向になる。 しかし domain がそろわない→粒界散乱。 また Sapphire 上だと応力分布が屈折率分布につながる。

ZnO 単結晶登場以降、再び興味の対象に。 Al ドープで電極に、 Mn ドープで Feromag → barrier に、 Li ドープで Ferrele → switch に。 APL 73 ('98) p.572。 Li ドープは Li イオンが動いてしまうのかも。 導波路にするには屈折率 0.1 くらい変化できればよい、ドープで実現できる? 伝送損失は 5dB/cm くらいまでいくのでは、とか。

12p-ZX-3:

コンビナトリアルで物質探索! とのスローガン。PLD。基板加熱もレーザー。 応物 4 月号。「化学屋だから」とおっしゃる。

磁性半導体、TFT (barrier に SiN4 とか)。 300℃で 1cm^2/Vs ができれば better than a-Si、 150℃ならプラスチック。

電界効果でキャリヤ注入、p 型に? ZnO は圧電体→曲げると? 絶縁破壊との競合になる?

12p-ZX-4:

MBE。産総研仁木さん。 BG 3.4eV、excition 59meV、紫外域の光学半導体材料としておもろい。 blue semiconductor or cheap transparent conductor。

サファイヤ結晶の a 軸配向面を基板に使うとシングルドメインの c 配向 ZnO。 low temp. でバッファ層をつける (いきなり高温だと depo しない)。 cooling にも問題点。O の interstitial? 結果 120cm^2/Vs、n<10^17cm^3 くらいの良好な結晶。

12p-ZX-5:

p-ZnO 探索の話、 その他ペロブスカイト系、スピネル系結晶の 酸化物金属で、frustrated spin 系物質→室温付近で電気・光 switched 磁性材料。 APL 76 p.1199, 固体物理 34(10) (1999) p.45 など。

帰宿:

ここで撤退。 ちょっと冷房効きすぎ+寝不足で、 また風邪をぶり返しそうになったので。 ミスタードーナツでコーヒー+ドーナツ。 宿に戻ってグリシャム『路上の弁護士』を読みながらマッタリ。

*1: 金原先生にお礼。

#3 [book] 『路上の弁護士』グリシャム、白石朗訳 新潮文庫

巨大弁護士事務所に勤めていた主人公が、 銃を持ったホームレスに監禁される。 その犯人は射殺されるのだが、 実は事務所によって不法に宿を失ったホームレスだった。 パートナー間近な主人公ではあったが、 自分のキャリアに疑問をもち、 ホームレスの味方としての弁護士活動に転身していく。

主人公の mentor となる弁護士モーディカイがすばらしい。 小説としてのまとまりも非常に良い。 筋が破綻することもないし、切れた伏線もない。 クライマックスが過ぎた後の小さなどんでん返しも読後感をよくしている。 翻訳もいつもの白石節で読みやすい。 ただ主人公が辞めた事務所を振り返る部分での 「アルマ・マター」は普通わからないんじゃないかなあ、と思ったけど。 ということでおすすめなのであった。

#4 晩御飯

冷やし肉うどん。うま。
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2001年09月13日(木) [n年日記]

#1 応物第 3 日

朝起きたらやっぱ風邪がぶり返していたらしい。 空調は切って寝たのだけど。 腸炎も復活傾向。 本当は午前中のプラズマのセッションもちょっといきたかったのだが、 しばらく様子を見ることに。 don't disturb もナニなので、10:00 ころ宿を出る。 栄をちょっと歩き、親族その他に菓子を発送。 CIS 関係のポスターが午後一番にあったので、 それにあわせて会場へ。

#2 CIS ポスターセッション

青学中田先生のグループは、 どうやら MBE にシフトしたらしい。 もうスパッタはやってないとのこと。 サファイア上にスパッタでエピさせた Mo (110), (200) に CIGS を MBE。ただしいずれも CIGS (112) 面が成長。 RHEED での観察によると <110>CGS//<111>Mo らしい。 ただし 6 回対称のスポットで、ドメインはおそらく混じってるんだろうね。

CdS の上に i-ZnO をつける仕事もあった。 同じく青学グループは、 Zn の K セルと O radical source で付け、 スパッタでの ZnO depo に比べて FF が改善されたとしていた。

信州大グループは、Cu/In の 6〜7 積層膜を Se 化、 top layer が In だと In2Se3 が突起状に残ってナニ、とか。

和歌山高専のグループは、 CIGS の混合物を蒸着、CdS,i-ZnO, n-ZnO, AR 用 MgF2 という感じで セル作り。In を Mo と CIGS の間に混ぜると良くなるとか。

松下は SUS の上に SiO2 はって CIGS cell。 soda-lime ガラスより Vco が小さい分効率が悪くなっていた。 Na がないぶん結晶粒が微妙に小さいからか、といってた。 Na はずっと表層に浮いて surf actant のような役割を果たすのでは、 というコメントも。

総じてスパッタはやっぱり少なくなっている。 それと、対象はほぼ完全に CIGS にシフトしている。

#3 帰宿

いやな感じで脂汗が浮いてきたので早々に帰ることに。 いた時間より往復の方が長かったな (苦笑)。

#4 ばんごはん

やどで寝ていたらだいぶ落ち着いたので、 歩いて 3 分の店でひつまぶし。うまかった。 葱の細切り (薬味) とあうのだね。 少し強めに焼いてあるところがミソなのかな。
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2001年09月14日(金) [n年日記]

#1 応物最終日

宿を 7:30 に出発、藤が丘のロッテリアで朝食、 午前中の薄膜のセッション (TiO2) を聞いた。後で補完予定。

14a-ZV-1:

RF mag. sputt。TiO2 の条件出し (圧力、基板温度、基板 (STO & Sapphire)) を 主に XRD で。 ちなみに Rutile は a 4.59AA, c 2.96AA、Anatase は a 3.79AA, c 9.51AA。 ref として JVST A11 ('93) p.2419、 J. Phys. Cond. Matt. 13 ('01) p.2875。

14a-ZV-2:

TiO2 のエタノールセンサと誘電メモリをシーケンスにつないで、 センサ情報を記憶する、という話。 いまいちタイトルの「学習」と言うのがピンとこない。

14a-ZV-3:

リモートプラズマによる a-TiOx:OH。 BG が広く、欠陥が H で compensate されるから いいものになるのでは、という期待。 source は Ti-tetra isopropoxide (TTIP)、キャリアガスとして H2。 プラズマは O2, H2 で。0.1Torr, MW500W。 Dark vurrent 10^-13 A台が UV 照射で 10^-7A 台へ。 その後 off っても sustain。 Photo currentは雰囲気にsensitive, Air だと low,

14a-ZV-4:

opt multilayer 目的。Ta2O5、TiO2 の EB 蒸着中に O クラスターイオンビームの援用。 山田先生は姫路工大に移ったのか。 平坦化 (w/o で Ta2O5 の RMS 2.1nm → 0.4nm)、 稠密化、安定化 (1h water boil で波長シフト 1.1%→0.08%) など。

14a-ZV-5:

TiO2/LiMnO4 光蓄電池。Li イオンの挿抜によるものらしい。

14a-ZV-6:

白色X線を用いた面内回折。 UV 照射すると (基板表面に垂直な) rutile (100) 面が膨張。 表面 dipole の形成が触媒反応に影響しているのかも、とのこと。

14a-ZV-7:

青学グループ。 reactive mag. 基板 Rutile 上には Rutile 相、 #7059, LSAT, MgO, STO, Sappire 上には Anatase。 とくに STO 上は polar plot してエピを確認。 膜構造を Thornton の zone model に絡めて議論。

14a-ZV-8:

色素ト用いた Gr\"anzel cell。 porus な TiO2 を作りたいとのことで、スプレー熱分解法。 solvent は水、基板温度は 500℃。 amorphous TiO2 ゾルでバッファ層を作り密着性向上、 その上に anatase TiO2 ゾルを用いた層を設けることで、 η=5% くらい。

14a-ZV-9:

ここから 3 つ青学グループ。 dual cathode に Plasma emission の feedbadck を用いた 遷移領域での TiO2 製膜。 触媒活性な膜ができたよーとのこと。

14a-ZV-10:

DC、oxide モードで depo。 全圧を 1Pa, 3Pa とかえ、3Pa で良好な膜。 1Pa だと O- によるダメージが、とのことで エネルギー分析管つき QMS で、 e-track 直上 (45mm away) の直入射 O- を測定。 ほぼターゲットバイアスと同じエネルギーを持つ O- を確認するも、 3Pa くらいで消えてなくなる。 うーむ、これだけ奇麗な O- 効果のデータははじめてみた。 高エネルギー粒子の減速過程については Kevin-Mayer の式というのがあるらしい。

14a-ZV-11:

rf で TiO2/SiO2。dark にほっとくと濡れ性が悪くなる TiO2 の フォローのため SiO2。 co-sputter だとだめで、 積層膜 (SiO2 が最表層) にすると期待通りのものができたとのこと。 SiO2 は island 状に分散しているという解釈なのだろう。

セッション後:

フラウンフォーファー inst. の OES を使った反応性スパッタの分圧制御を 青学グループがやってたので、お忙しそうだった重里先生をつかまえて聞いてみる。 縦軸 OES int., 横軸 pp で逆 Z 字になる構造だから、 PID だと P とかの比例係数を変えないと破綻するのでは? と聞いたら、やっぱり細かく pp を vibration させて うまいことアタリを付けてるらしい。 時定数についても聞いてみたら、 ピエゾバルブでないと速度的に間に合わんくらいの領域らしい。 しかしそうすると排気速度も結構大きくないと厳しいのかな。 「このへんまでは喋ってもいいって言われてるんですよ」とのこと。 やっぱ特許とかが絡んでるのだろうか。 いやでも特許とってるなら喋ってもいいはずか。

#2 [labo] 応物総括

うーん、6.3 が「薄膜新材料」となっていることもあり、 どちらかというと無機化学よりにシフトしてきているような。 製膜プロセスとか膜の機械的性質とかは 発表しにくくなっている気がするなあ。 かといって、具体的な材料を開発して champion data を狙うのは、さすがに環境がキビしいし。 悩みどころだ。特に D 論後、どんな仕事をはじめたものか。 また論文を大量に読む時期が必要だろうなあ。

#3 帰京

バス〜14:48 発のぞみにて帰京。 お母さんと 5歳くらいの男の子、3歳くらいの女の子の隣にすわる。 お母さんも大変だったと思うがこっちも大変だ。 MD ウォークマン (クレーメルのピアソラ) を大音量で聞きつつ、 『クォークとジャガー』に没頭のフリ。 上記のようにちょっと仕事絡みでブルーだったのだが、 科学への淘汰圧の下りを読んでちょっと元気になったり。

中央線で隣に座った男性が非常に汗臭くてさらにナニ。

#4 vmware 3.0 upgrade

やっぱ申し込んどくかね。

申し込んだ。

#5 [freshmeat] 9/10〜13 分の新着メールから

#6 [labo] 大橋さんから電話

まずホルダ図面を送っていないことを謝る(^^;

ターゲットは置き換え、移動はいらない、と返答。

膜厚モニタだが、INFICON のはいろいろ補償回路が入ってたり 高周波シールドがかなーり厳重だったりで、 改造するのはめんどいらしい。 昔のアネルバの奴とかを中古で買っていじるのが吉か、 グリーンテックなどにちょっとあたってみる、とのコメントをいただけた。

#7 メール整理

done。 大量の洗濯物を抱えて帰宅。
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2001年09月15日() [n年日記]

#1 [DDTS] 今日の checkin

ひさびさ。 gqcam, libqt2-gl, db3-doc。 t-gnus と gnomeicu は付けた訳を doc@jp に投げてコメント待ち。

new subject line option::

   You can add a 'SECTION xxx' after your GET command and the server
   send only descriptions from this section.

   replace xxx with admin, base, comm, devel, doc, editors, electronics, games,
                    graphics, hamradio, interpreters, libs, mail, math, misc,
                    net, news, oldlibs, otherosfs, science, shells, sound, tex,
                    text, utils, web or x11
   like:
      GET 1 de SECTION base
らしい。 ddts-send も一応対応してみた。

#2 [LDP] 9/15 の updates

#3 favicon.ico と Konqueror

このところ favicon.ico へのアクセスが多いなあ、と思ったら Konqueror がバーのアイコン表示に使うからだった。 なんか作ろうかな。桃の絵とかがいいかな :-)

こっそり作ってみた。うーむ絵心がほしい。

#4 [linux-users:87476] Re: iptablesに関する質問

ipchains -> iptables 移行に関する各種情報のサマリ。参考になる。

#5 [freshmeat] 9/14 分の新着メールから

#6 WTC テロ

その後、各国首脳と電話してるブッシュとか 追悼式で演説してるブッシュとかをよく TV 画像で見るが、 報復の下りを話してるとき、 なんか嬉しそう、楽しそうに見えてしまう。 というかやっぱこの人頭悪そうに見えるなあ。

ぜんぜん関係ないのだが、Osamu という名前のとある人には、 米人から嫌がらせのメールが立て続けに来ているとか。
US でのテロ事件の主要容疑者と目されているオサマ氏 (Osama) と私の名前 (Osamu) を検索の際に同一視して、 行き当たった私のアドレスに何も考えずに送りつけているようです。
とのこと。 本当だったら送ってる奴は二重三重の意味でバカとしか言いようがないな。

#7 洗濯

2時間かかった。

#8 [DDTS] 今日の checkin 2nd

SECTION science から gperiodic, rasmol, celestia, felt-doc, xdrawchem.
北目さんに見てもらった t-gnus と doc@jp に投げて 1 日経った gnomeicu もあわせて投げ。

#9 晩飯

サンマ、魚沼コシヒカリ、豆腐とネギの味噌汁。うまい。
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2001年09月16日() [n年日記]

#1 今日

家の雑用を片付けてたら雨。 5 時ころ止んだので、20日に中間発表を控えている 修士の様子を聞くため研究室に電話したのだが、 誰も出なかったので行かないことにした。

#2 自宅 PC の Win2K 化

というわけでちまちまと。 WX3 の disk 持って帰るの忘れたせいで、 日本語入力はまだかなり切ない。

#3 [URL] How to Manually Uninstall Outlook Express in Windows 2000

小澤さんのところから。
このページでは,Windows 2000 で Outlook Express を手動アンインストールする方法について,解説しています.
うちのはまあ無視すればいいだけだけど、 学校のは抜いとこうかなあ。
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2001年09月17日(月) [n年日記]

#1 体調

昨晩と今朝に刺激物 (=カレー) を食ったらまた腹具合が悪化(笑)。 左肩も調子悪い。接骨院いかないとだめかなあ。

#2 Win2K + Vine インストール

研究室の Win95 → Win2k 移行の第一歩として。 参考にしたのは こちら。 パーティションは
/dev/hda1    Win2k (6G)
/dev/hda2    /boot (128M)
/dev/hda5    /     (残り)
/dev/hda6    swap  (512M)
という感じで。

Win2k のインストール:

普通に。サービスパックとかをバチバチあてる。

Vine のインストール:

普通に text でやったら lilo が MBR に書きこんでしまったので、
lilo -u /dev/hda
でいっぺん書き戻す。 その後 /etc/lilo.conf の boot= 行を
boot=/dev/hda2
に変えて lilo。

NT ローダへの linux 登録:

Linux で
dd if=/dev/hda2 of=bootsect.lnx bs=512 count=1
mcopy bootsect.lnx a:
して NT で起動。コマンドプロンプトを立ち上げ、
copy a:\bootsect.lnx c:\
attrib -S -H c:\boot.ini
notepad c:\boot.ini
として *1 、末尾に
C:\BOOTSECT.LNX="Vine Linux"
の一行を追加。
attrib +S +H c:\boot.ini
して再起動すると、ブートメニューに Linux が出る。

というか:

grub 使う 方が簡単だったかしら。

*1: 上記 HOWTO では -S -R だったが、-S -H でないと駄目だった。

#3 [labo] 修士中間発表リハーサル

上記のインストールテストをしつつ 14:00〜17:00。 一人順調、一人まあまあ、一人は結論がまだ、一人は実験がまだ。 まあなんだかんだで中間発表は乗り越えられるとは思うが。

#4 [book] The Visual Display of Quantitative Information

到着したのでざざっと眺めてみた。 グラフを見てるだけでも楽しいのだが、 "Maximize the data-ink ratio" とか 「モアレ塗りは使うな」とかは即物的に役に立つし、 線の太さ・細さのメリハリ、 好ましいキャプションの付け方などなど、 なかなか気付きにくいアドバイスも多い。 紹介してくれた高林さんに感謝。

#5 [LDP] 9/17 の update

#6 今日のラジヲ英会話

audience 聴衆 [a large audience のように単数で使う]
all-embracing すべてを受け入れる
improvisational 即興的な [まあインプロビゼーションですけども] homer ホームラン
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2001年09月18日(火) [n年日記]

#1 [labo] サンプルホルダ図面

~/figure/candy/nSputter-sampleholder.c7

Candy7 を Win2k にインストールして描いたのだが、 3 時間ほどかかって仕上げた後、印刷できずにビビった。 こちら からアップデートを入手してパッチ当てしたら印刷できた。 よかった〜。

というか Candy8 買わねばな。

送信:

fax で VP 社に送った。 ~/mydoc-win/Fax/Vacuum-Products1.doc

#2 [DDTS] 今日の checkin

vis5d, netcdf-doc, ssystem.

biology のふたつ (tree-puzzle, njplot) は用語がわからんのでぜんぜんだめ。 生物学関係の人が見てらっしゃったら突っ込みをお願いします。

突っ込み:

なかおさんより、
njplot の NJ は近隣結合法(Neighbor-Joining Method)をつかった系統樹作成法です。
と教えていただく。ありがとうございます。

その2:

afbackup と afbackup-client の訳者コメントに 「ここがわからん」ような事が書いてあったので、 改訂して送ってみた。 すると
 Found Description-line: Description: Client-Server Backup System (Server side)
   description is already in db
   and not changed in the db!
   because you are not the 'owner'!
        but the server send a bug report
        to the first translator.
      add parts to the db...
という返事がサーバから返ってきた。よくできてますな。

その3:

tcl8.3-dev, ja-trans, idle, junior-games-sim, gmc。

tree-puzzle, etc.:

コメントをいただいたので追記 (2004-04-07).

#3 ddts-send のページ

とある方面から圧力(笑)がかかったので作成してみた。

#4 [labo] ホール素子用マスクの図面

/home/96home/t-suzuki/cryostat/sekkei/horuda.C6

#5 今日のラジヲ英会話

usher 案内人
be on top of things 事情にすっかり通じている
be/leave in the dark 知らない, 知らないままにする
temporary housing 仮設住宅

#6 [paper] Phys. Rev. Focus 17 Sep 2001

SMALL STRUCTURES ACT BIG:

As technology continues to shrink devices, it challenges scientists' understanding of even the most basic materials. A study appearing in the 24 September print issue of PRL tries to set the microscopic scale at which a simple metal no longer acts like a macroscopic piece of material. The researchers created nanometer-sized structures in copper in order to study the scale at which copper's fundamental properties, such as its plasticity, begin to change. Their surprising results show that copper's characteristics hold up even at sizes where most believed they would break down. Researchers hope to use these results everywhere metals are used: from computer chip manufacturing to automobiles, and even in nanotechnology.
(D. A. Hughes and N. Hansen, Phys. Rev. Lett. 87, 135503. )
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2001年09月19日(水) [n年日記]

#1 [dept] 学生実験: トランジスタ

ベース接地の静特性を取らせるところで 定電流源が不安定になっていた件を調べてみた。 結論からいうと、適当に負荷抵抗を直列に入れるしかなさそうだ。 明日抵抗をいろいろ変えて試してみるかな。

#2 [JF] Ext2-undeletion mini-HOWTO

パッチを送る。

#3 [debian-www] Japanese Translation?

Debian-jp Project 日誌経由で。
I am just curious and would like to know if anyone knows what's up with the japanese translation? They have quite a lot of files translated, but mostly outdated. Every now or then I notice that there are new files translated from them, but the outdated pages doesn't seem to change....
うーむ当事者ではないがなんか悔しい(笑) バージョン管理ができてて、 差分翻訳が可能なら参加してみようかなあ。 まずは debian-www@jp に subscribe するのだろうか。

#4 [LDP] 9/19 の update

#5 W32/Nimda

うちにはまだ 3 件。うち学内から 1 件。

23:45 現在:

% sed -n '/cmd.exe/s/ .*//p' /var/log/apache/access.log | sort | uniq | wc -l
      8
uniq しないと 76。

#6 [freshmeat] 9/18 分の新着メールから

#7 接骨院

どうも左肩から背中にかけて調子が良くないのが続いていたので、 最近大学の前にできたところに行ってみた。 左の僧帽筋が「カチカチ」だったらしい。 かなりキツいマッサージだったが、だいぶ楽になった。 と同時に、なんか精神的にもやる気が出てきた(笑)

#8 今日のラジヲ英会話

go to all that trouble わざわざあのような面倒なことをする
a good crowd ほぼ満員に近い観客
ecletic 様々なものを選び集めた、折衷主義の
Look who's here! おや、誰かと思ったら!(意外な人を見かけたときの決まり文句)
not miss 〜 for the world どんなことがあっても〜は逃さない
hand over the business 事業を譲り渡す

#9 Nimba 対策

from samba-jp ML
たかはしもとのぶさん:
昨夜から Nimba というウイルスが蔓延しています。
このウイルスの感染経路は、Code Red と同様の IIS 経由以外に、Web や
HTMLメール経由があって、かなりの被害がでているかと思います。

このウイルスに感染したマシンは、各所の共有ディスク上に、eml という拡張子
のウイルスファイルを配置するのですが、Samba のファイルサーバについては、
以下のような設定を行っておくことで、とりあえずこの2次感染だけは防げます。

-----
[global]
   ...

   veto files = /*.eml/
-----

上記の設定は、eml という拡張子のファイルに対する一切のアクセスを禁止しま
す。
任田聖司さん:
各ドライブに「ADMIN.DLL 」のファイルを書き込みにいきますので
Sambaの場合は、
veto files = /*.eml/
..に「ADMIN.DLL」を加えてても良いかと思います。
神戸 隆博さん:
janogのメーリングリストに酒井さんが書かれた内容によると、

:  2. ファイルコピー
:
:   Nimda は A:〜Z: までの全ドライブの全フォルダに自身のコピーを作成し
:   ます。このコピーはローカル、ネットワークを問わず行われるため、ネッ
:   トワークを通して他のマシンに感染を行う可能性があり、非常に危険です。
:   コピーの際にはコピーを行うディレクトリ内に存在するファイル一つを
:   Nimda のメールファイルで上書きし、拡張子を .eml もしくは .nws に変
:   更します。ワームに上書されたファイルは失われてます。

とのことですので、nwsも見せない対象とした方が良いかと思います。
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2001年09月20日(木) [n年日記]

#1 [DDTS] 今日の checkin

manpages-de, c2man, pstoedit, gs, xfonts-arphic-gkai00mp.
訳しかけのものが多かった。

#2 疲れた

肉体的に。マッサージ疲れ?

#3 [Palm] TimeConduit

TimeConduitをお使いのWindowsパソコンへと導入すれば、HotSyncのたびに、パームの時刻を自動的に正確なものへと修正してくれます。 正確な時刻の元となるのは、インターネット上に公開されているタイムサーバです。 TimeConduitは、NTP(Network Time Protocol)を使って、お使いのパームの時間を正確なものへと調整します。
非商用なら無料とのこと。

#4 [Palm] Crs-Launcher

置き換えた。

#5 [debian-www@jp] Japanese Translation?

22-24 に squash party があるらしい。 というわけで debian-www@jp を subscribe してみた。

#6 [LDP] 9/20 の updates

(23:24 add)

#7 [labo] call to Vacuum Products

図面が到着したかどうか確認。 とりあえず先方からの見積もり待ちである事を確認。 スパッタ装置のフタは SUS で作っちゃって良いか、と聞かれたので OK と返事。

#8 [dept] 修士/博士 中間発表会 (+懇親会)

うちの M2 の 4 人は出来不出来の違いはあれど、 いずれも及第点だったろう。 これから実際に修論書くまでは、まだ皆大変だろうが :-)

他では高木君の仕事が面白そうだった。 リモセン画像上の物体の境界を決めるやり方。 今回はルールを新たに入れて収縮・拡張させる方法だったが、 将来的には複数のドメインを合体させる事を考えているようだ。 質問する時間が欲しかった。

Doctor candidate の社会人のお二人の発表は、 いずれも興味深かった。もちろんプレゼンも全然うまいし。 滝沢研の菊池さんは、液晶を紫外線硬化ポリマーに分散させ、 分散条件・硬化条件などによるスイッチング特性の変化を見ている。 工藤研の林さんはフロートガラスの Sn 接触面・非接触面における 種々の特性の違いを調べているスケールの大きな研究。 課程に通わなくても、 論文書けばすぐ通るのでは、とか思ったり思わなかったり...(^^;

今回は新たな試みとして、終了後懇親会があった。 会場は 10 号館 12F に新設された教職員食堂。 やたらビールを飲んでしまい、大酔。 21〜25 時くらいまでソファーベッドで眠ってしまう。 二次会もよその研究室であったようだけど。

#9 [i1124] 不調?

また gnome だと emacs の文字が出なくなっていることに気付く。 X も正常終了してくれないようだ。Ctrl-Alt-BS は効くけど。

#10 [freshmeat] 9/19 分の新着メールから

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以上、10 日分です。
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