なかのにっき

最新版はこちら。 突っ込みは各日付の BBS エントリのほか、 メール (nakano@st.seikei.ac.jp) や フォーム からどうぞ。 なおスパム除けのため、BBS 機能には 緩い認証を入れて います。 検索エンジンから来た方は、エンジンの方のキャッシュを見るか、 下の簡易検索を試してみてください。


hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.5

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Namazu for hns による簡易全文検索
詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
検索式:

2006年07月01日() [n年日記]

#1 ドイツ 1-1 アルゼンチン (PK 4-2)

レーマンきたー。 あああ、しかしこれでアルゼンチン消えちまうのもったいないなあ。 メッシもサビオラもアイマールもなあ。

#2 イタリア 3-0 ウクライナ

Live はザンブロッタのミドルが決まったところで沈没。
帰ってきて録画を見た。余裕勝ちだな。大きいかも。

#3 [vsj] 編集部会

10:00〜12:50 機械振興会館。今日から道園さんも合流。
暑いし寝不足(笑)だしで直行直帰にて。 論文の追加コメント・査読者選び。あと見積り。
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2006年07月02日() [n年日記]

#1 イングランド 0-0 ポルトガル (PK 1-3)

ルーニー…歴史は繰り返すか。 PK 戦はほぼ予定調和か。しかしキーバーの差が出た。 最後のクリスチャーノロナウドはさすがだった。

#2 フランス 1-0 ブラジル

録画で。ジダン・ビエラ・マケレレ・テュラムと悉く絶好調。

#3 内耳炎?

左耳奥が腫れて痛む。 鼻をかんだときにやってしまったかも。 もっともしばらく体温調節がうまくいかない (妙に汗かいたり鼻水が出たり) 時期が続いていたから、 ただの体調不良の結果かもしれん。
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2006年07月03日(月) [n年日記]

#1 行き

原付。曇りだが暑い。

#2 [labo] 4 年輪講

矢田くんが衝突時の運動量移行の話。

#3 [labo] 英文輪読

仲田くんが これ

#4 [labo] 伝票

出した。6 月分。

#5 [vsj] いろいろ

多い。むー。

メールを 7(+1) 通。やれやれ。 以下以外に再製本、目次英文絡み。土曜の宿題は一切終わっていないわけだが。

J-STAGE 編集システム:

ダウンロードしたアーカイブは ~/text/vsj-ed/eut.zip へ。 プロキシ設定を見てくれるみたいだな。ありがたい。

真空展講演小特集化:

受取、巻頭言依頼、査読打診。

#6 [dept] 体験教室テキスト

ぐは、すっかり忘れていた。編集して boss へ。

#7 秋応物

+misc/4160。番号は 29p-Q-12。初日か。宿はどうしようかな。

#8 帰り

原付。家に帰ったら停電の痕跡が。

#9 体調

関節痛が出てきた。やばい。
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2006年07月04日(火) [n年日記]

#1 体調

ひたすら寝たら少し戻したか。 しかしちょっと冷えると鼻水が止まらん。

#2 中田(英)引退

ですか。

#3 行き

原付。降らず。

#4 [dept] 物情実験

いよいよ最後。感慨深い…と思う間もなくあっさり 16 時前に終わって苦笑。

#5 [book] 『理系のための独創的発想法』ミグダル

読み終ったので返却。割合各所でよく見る話が多い気がする… というのは、この本の内容が膾炙した結果なのか自分がスレたせいなのか。 大学生のうちに読んでおくと良い本であろうことは間違いない。

#6 [issp] invitation mail

前回 の文面を流用して。二度目からは楽じゃのお。 今回は特に蹴られずに到着した模様。

#7 [vsj] 宿題 1

査読者お二人を決めてメール。

#8 [paper] 今日拾…わなかった論文 (APL 88(12), PRL 96(11), TSF 506-507)

まあ大分 thershold は高いのだが、やけにはなっていない…と思う(笑)。 TSF は 7th APCPST/17th SPSM (2004) の proceedings。 これでやっと 3 月分が終わり。
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2006年07月05日(水) [n年日記]

#1 帰り

原付。東小金井エフエフで晩飯。

#2 イタリア 2-0 ドイツ

ジラルディーノが出てきたあたりで寝落ち。無念。

#3 行き

原付。雨。VP 経由、郵便局経由。

#4 [VP] 勉強会

1-8〜11。指数・対数はちゃんと説明した方が良さそうなので、 皆さんが揃いのときに 1 回使ってやりましょう、ということに。

#5 テポドン2

うへ。

#6 [dept] 大学院特別講義

4 限、SII Nanotechnology Inc. の繁野雅次さん。各種 SPM の原理・アプリケーションのお話。大変面白かった。以下はメモからランダムに。

#7 [labo] uhvsp

バラトロンの起動を忘れていて先送り。 ちなみに接続直後、コントローラの 8 が点滅して表示が出ない症状になったが、 マニュアルにあった「出荷状態にリセット」で復帰。はて。

#8 [labo] 発注

ガラス基板 1000 枚を精研硝子へ。 枚あたりの見積額が 5 倍違うというのもなんだかな。

#9 [receipt] amazon.co.jp 1,890 円

#10 [labo] 部屋

なんかやけにテンパって勉強してる人が多い。
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2006年07月06日(木) [n年日記]

#1 帰り

原付。ちょっと小粒の雨。 お中元に山本山の海苔を頂戴したので、今日の晩飯は家で。

#2 フランス 1-0 ポルトガル

ジダンの PK の瞬間はやはり寝ていたわけだが、 目覚ましをかけて後半開始から見た。 しかし VTR で見た PK、リカルドちゃんと反応していたのにな。 イタリア−フランスはユーロ 2000 決勝の再現か。 それぞれ残ってる選手も結構多いので面白そうだ。

#3 朝の気温

下がった?布団を重ねないと寒かった。

#4 行き

原付。ねむい。

#5 [labo] 4 年輪講

大木さんが P-Si の解説英文記事、佐藤くんがコンダクタンス、 伊部くんが拡散電位の計算について。 以降はひとまず 27 日目途、9 月からの実験計画を考えよ、ということで。

#6 [Debian] mimetex

official package になっていたようだ *1 。 しかし /usr/bin/mimetex としてしか入っていないので、 自分で /usr/lib/cgi-bin/mimetex.cgi にリンクを貼る必要がある。 ちょっと面倒くさいな。
*1: 自分の local package が override されており、動作しなくなっていて気付いた。

#7 [labo] uhvsp

5 Pa で着火、シャッター閉めて 1 Pa にしてプレスパッタ 30min、depo 5min。 次の Si 入れて出したやつは XPS。

#8 ばんめし

銀華山へ。回鍋肉を含め定食類は、出前よりも店に行った方が明らかに盛りが良い、 という 証拠写真

#9 スケジュール整理

明日の部会に備え、携帯へコピー。 8 月末の夏季大〜応物、11 月の真空講演会〜AVS の連荘が死ねるな。

#10 [labo] アルミスパッタ装置関連

例によって大橋さんにメール。シャッター、RP 周りの部品とゲージポート、 あと VLV 関連。

#11 諸雑用

セミナー系のメール・FAX、あと編集部ヘメール。 助手会の講演会関係で数通。
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2006年07月07日(金) [n年日記]

#1 帰り

原付。諸事情によりシャツ 1 枚で帰ったら全身が筋肉痛になるようなくしゃみを連発。

#2 [vsj] SP 部会

10:30 機械振興会館着、事務局で編集部関係の作業をちょっと。
11:00 から幹事会。今回から議事録担当を井上先生にお譲り。 編集関係、原稿依頼は講演依頼と同時にしてはどうか、という suggestion を草野先生より。
午後研究会。部会賞受賞講演、あとはイオンビーム関係のもの。 製品紹介のお話がいくつか。しかし最近のビーム装置ってすげえな。
終了後簡単な飲み会。プリンスホテルのビヤガーデンで。前回から参加された田中先生、沖村先生、井上先生と諸々与太話。
終了後浜松町から直帰。 武蔵小金井からのバスで、尻ポケットに入れたカード入れを落として冷汗。 営業所へ電話、循環バスが次に来るのを停留所で待ち構えて無事確保。 ありがとう運転手さん。

#3 [dept] mserv HDD trouble

mserv kernel: hda: dma_intr: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }
mserv kernel: hda: dma_intr: error=0x40 { UncorrectableError }, LBAsect=24330495, sector=1839432
mserv kernel: end_request: I/O error, dev 03:05 (hda), sector 139432
が死ぬほど。あー…
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2006年07月08日() [n年日記]

#1 [vsj] 夏季大 meeting

10:00〜15:30。問題の brush up と送信が TODO。
昼ごはんは皆で外に出て正則高校前のインド料理屋さん (店名控えとけば良かったな)。 6 種類のカレーから 2 種類l choice、ナンorライスと飲み物のセット。 ナン旨し。

終了後、真空誌英語目次の打合せ。これも fix したので送信のこと。 HDD の件で秋葉原〜大学にしようかと当初は思っていたのだが、 蒸し暑くて参ったので一度帰宅して水浴び。

#2 店の名前 (後日追加)

Raja だった。

#3 行き

原付。 丸善で油そば。3 hawks で HDD get。

#4 [dept] HDD 交換

20:30〜22:20。やれやれ。 /var あたりがやられた。なんとかコピーできるだけはしたが /var/spool/ml 以下は救えず。 再起動したら、mount できなくなっていた。危なかった。 4 月の作業 以降 backup を取っていなかったのが痛恨。

ついでなので各 sarge サーバの kernel を上げ。 base-config が upgrade で刺さってるのはなんでだろ。

#5 [dept] 試験監督

日程決まり。7+1 で 8/2 まで。

#6 [book] グイン 108

読んだ。話が進まんな(笑)
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2006年07月09日() [n年日記]

#1 帰り

原付。パラパラと温い雨。松屋でビビン丼。

#2 ドイツ 3-1 ポルトガル

ゲームそのものよりも上川主審の笛の方を注目してしまったのだが、 良いマッチになったんじゃないでしょうか。 カーンは決定的なのを数本止めていてさすが。

#3 [book] ベルガリアード再読

5 巻まで。あほだ。 しかしベルガラス・ポルガラの後に再読しても ほとんど破綻していないのは凄い。

#4 新宿

本屋〜茶屋。蒸し暑い。

#5 [book] ビッグバン宇宙論

上巻まで。やばいこれも凄く面白い。
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2006年07月10日(月) [n年日記]

#1 イタリア 1-1 (PK 5-3) フランス

最後まで主役はジダンであった。個人的にはカンナバーロが MVP。

ジダン“歴史的汚名”頭突き退場…「愚か者」レッテル:

その詳細がレシーバーを通し、副審に伝えられ、主審がジダンのもとに詰め寄って「レッドカード」の退場を宣告したのだ。生涯14枚目のレッドカード。6万9000人の大観衆のほとんどは、何がおきたのか理解できない。なぜなら、ジダンに敬意!? を表す形で、会場の大型ビジョンには、その頭突きのシーンが流されなかったためだ。ほとんどの観衆が、主審の誤審と勘違いし、一斉にブーイングが始まった。
そういうわけだったのか > ブーイング

W杯最優秀選手にジダン:

えー。

(7/11 追記):投票の一定部分は決勝の前に行なわれたのだそうな。そういうことか。

#2 行き

原付。ケーヨーに寄って雑貨購入。

#3 Spreadsheet::ParseExcel

メモメモ。

#4 [receipt] 紀伊国屋 BC 792 円

#5 真空展論文

査読から戻り。内容 2 点、図面 1 点の指摘。 まあすぐかな。

#6 [labo] 論文輪読

柴田くんが 潤滑性流体の剪断率依存性の話 、飯村くんが 酸化膜厚を取り込んだ反応性スパッタモデルの話

#7 助手会講演会

しばらく企画作業していたのをアナウンス。

#8 [labo] アルミスパッタ装置

木曜のメールの件 について大橋さんから電話をいただき、諸々確認。

#9 メール・雑作業

11 通 & 多々。ふー。

#10 [paper] 今日拾った論文 (PRL 96(12), APL 88(13))

Evidence for p-Type Doping of InN:

サファイア c 面上への MBE 成長の最中で Mg ドープ。 表面に n 型の inversion layer があるから見えねんだ、 C-V すればとか He+ ぶつければとか言ってるが、 どうもピンとはこないなあ。

Effects of Ag/indium tin oxide contact to a SiC doping layer on performance of Si nanocrystal light-emitting diodes:

韓国 ETR Inst のグループ。 SiN が matrix な n-Si ベースの LED で、ITO と doping layer の SiC との間に 薄く Ag 層を入れると性能 up、という話。band alignment とかその辺。

Control of p- and n-type conductivities in P doped ZnO thin films by using radio-frequency sputtering:

RF スパッタ、Zn3P2 の doping 量が O2 分圧で制御できる、 分圧が凄く低ければ n 型になる〜ということらしいが。正直眉唾。 ちなみに 18〜19 乗/cc くらいのキャリア密度。

Wide range pressure sensor based on a piezoelectric bimorph microcantilever:

ピエゾバイモルフ (Si カンチレバーに ZnO 層をつけたやつ) の共振点移動を ガス温度/ガス圧力センサにしようという話。 共振モードによって特性が違うとのこと。
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2006年07月11日(火) [n年日記]

#1 帰り

原付。幸楽苑でタンメン。

#2 行き

原付。例によって蒸し暑い。

#3 [dept] 物情実験レポート回収

12:30〜13:15。

#4 [URL] ほぼ日刊イトイ新聞 - オリンピックの女神はなぜ荒川静香に「キスを」したのか?

yoosee さんのとこ から。これは素晴らしいインタビュー記事だった。 ほぼ日は色々使い勝手が悪くて *1 最近見に行かなくなってしまったのだが、 良い記事も一定の割合で存在するので悩ましい。
*1: 気付いた点をメールしたこともあるのだが、 「ご意見ありがとうございます、でもポリシーですので」 というような返事で修正はされなかった (苦笑)

#5 MgO 論文

accepted (+misc/4165)。わーい。

#6 [URL] 正確な文章の書き方

山本和彦さんの。実に素晴らしい。

#7 日刊工業新聞 7/11

中村修二さんのインタビュー。

#8 [dept] 伝票関係

土曜の HDD の領収書、学科主任の近先生にお聞きして共通予算で処理。
リコー販売から、5/24 のトナーカトリッジの入金がないが、という query。 これ 6/2 に処理 したのだが、事務に聞いてみたら 6 月末締めの対象になったらしい。 うーん、きっちり月末までに処理しないとだめよ、ということか。

#9 [labo] afbackup

日曜に各マシンを再起動したせいか backup の進捗が異常に遅い *2 。 現在 /home のある hdc は手動 hdparm になっていたようなので、 昨日これを実行したのだが変わらず。 ということで最終手段、一度 kill -KILL してからやり直した。 はてさて。

だめっぽい。パッケージバージョン、カーネルあたりを見直すことにする。

apt-unstable で sarge マシンの afbackup を 3.4-2 相当に上げたが、 やっぱりだめ。ドライブかサーバか通信かの切り分けが必要。 とりあえず mt erase してみるか…ってこれ時間が死ぬほどかかるんだったか…
*2: /var/lib/afbackup/backup_log.NN.z の育ち具合でわかる。

#10 [issp] invited speaker 選び

目当ての先生はその時期無理、 ポスドクのお弟子さんを勧めてもらったが、 うーんどうだろう。

#11 [exercise] 今日のプール記録

19:00 in、f400, w10min, f400, w10min, f400, down にバタ足 1 往復で 19:50 out。
b.p. 139/81, hr 110。

夏価格 (200円) になっていた。 右目のコンタクトを入れるときに落として行方がわからなくなり、ガチャ目で泳ぐはめに。 コンタクトしてない方の目でも、水中なら結構遠くまで見えるのはなぜだろう?

記録 によると、半年で 18 回行ったらしい。 10 日に一回というのはなんぼなんでも少なすぎるな…

#12 ばんめし

銀華山。

#13 [paper] 今日拾った論文 (JAP 99(6))

Effect of ambient pressure on laser ablation and plume expansion dynamics: A numerical simulation:

Bogaerts 先生のとこの。PLD の 1D モデル。 レーザー照射 (時間に対して gaussian) の後半部のエネルギーが、 発生した prume によって吸収されちゃう効果、 target 表面温度 (〜7000K)、蒸発深さ (1D だから。〜50nm) 蒸発物質 (Cu) の密度プロファイル、 電子密度 (〜10^26 m^-3!) など。

Photoluminescence study of potential fluctuations in thin layers of Cu(In0.75Ga0.25)(SySe1-y)2:

メタルを dc スパッタ、H2Se/H2S でカルコゲン化した 2 段階製膜。 514.5 の Ar レーザー励起、He 温度と 300K での PL。 表題の y によって綺麗に PL ピークがシフト、 パワー・温度によってもシフト。 欠陥起源のポテンシャルの揺動が起こってるんではないか、ということらしい。

#14 [dept] 物情実験成績入力表

いつものように小一時間で作成。あとは送るのみ。
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2006年07月12日(水) [n年日記]

#1 帰り

原付。微妙に蒸し暑い。松屋でチキングリル定食。 味が濃い のを忘れてた。

#2 暑い

曇りだが大変蒸し暑い。 起床時に水分が足りない。 さらに家で飯を作って食うとダラダラ汗が出てたまらん。

#3 行き

原付。水分補給をしつつ。

#4 [dept] 実験成績入力簿

配布。

#5 [labo] 補助事業成果報告書

500 字×2 の作文。

やっぱり深夜になってから完成。はあはあ。

#6 [labo] servers reboot

昨日の afbackup の件に加え、 どうも samba でも profile がうまくとれん、ということで、 babagw, surf と reboot してみた。いずれも解決した模様。 openvpn のあたりでどっかがジャムっていたっぽいが、 あまり深く考えずにそのままにする。

#7

20:00〜22:00。

#8 [book] 『ビッグバン宇宙論』サイモン=シン 著、青木薫 訳、新潮社

じりじり読んでいたのだが、原稿書きの逃避に読了。 訳者後書きにあるように、「直球ど真ん中」の一篇。 ギリシャ人が地球の大きさ〜月までの距離〜太陽までの距離を計測したところから始まり、 地動説、ニュートン〜アインシュタインの重力理論、 相対論に基づく膨張宇宙モデルが生まれ、 αβγ論文による元素組成の説明、 ハッブルによる後退銀河の観測、 マイクロ波背景放射の観測、 などを経てライバルの定常宇宙モデルに打ち勝ち、 主流学説になっていく…というところまで。 インフレーションモデルや、(訳注ではちょっと触れられているが) 佐藤勝彦の貢献があまり紹介されていなかったのはちょと残念。

まあまず、とにかく読み物として抜群に面白い。 ビッグバンモデルは科学理論の発展やパラダイムシフトの典型例であり、 そこに実験測定・観測がいかに大きな貢献を果たすか、というところは、 物理を志す (に限らないけど) 大学初年度の人に読んでもらえると、 モチベーションになるのではないですかね。 誤差評価の重要性もよくわかると思う :-)

相対論、原子反応のモデル、 各種天文観測手法の発展 (望遠鏡〜分光〜電波天文学) など、 様々な要素がビッグバンモデルの足場を着々と固めていくあたり、 人間ドラマを絡めた語り口はいつものシン節。 またハッブル定数の観測において、 速度がドップラーシフトでほぼ正確にわかるのに対し、 距離が (計測にいくつかの見落しがあって) 徐々に長くなっていくところなど、 冒頭のギリシャ人による距離評価とダブって非常に印象的。 このような語り口・構成の仕方は、さすがの一言。

訳もいつもの通りでまったく文句なし。もともとご専門に近い領域とのことで、 いつもより冴えている気すらした。文句なしの☆☆☆☆☆。

#9 その他の作業

原稿に引き摺られてやれず。うー。

#10 [receipt] amazon.co.jp 7,560 円

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2006年07月13日(木) [n年日記]

#1 [book] 『「朝日」ともあろうものが。』烏賀陽弘道 徳間書店

本の性質上しょうがないが、 延々と愚痴・悪口が書いてあるので途中で読むのが嫌になってしまった。 ということで 3 章まで読んだが棚上げにした。もうちょっと元気と暇があるときに。

#2 帰り

原付。三鷹モスでナンカレーを食ってみた。ドッグの方が良かったな。

#3 行き

原付。曇りなのに暑い。

#4 これdo台マスター

注文してたやつ が到着。さっそく mserv の旧ディスク を試してみたが、初期化時に TIMEOUT エラー。 やっぱりだめか。 ギミックとしてはなかなかおもしろそうではある。

#5 [lbc] SMBC 関係

松田さんから電話、茂木さんの依頼書が直接 SMBC へ行ってた、 ということで。

#6 執筆依頼

金沢大の森本先生よりお電話、 薄膜ハンドブックの改訂にあたり、スパッタのところを書け、ということで。 ありがたいお話なのでお受けする。 まあしばらく前から畑先生や金原先生に打診をいただいていた *1 話だったので、特に surprise というわけではないけど。 分量は A4 2.5 枚、〆切は 12 月下旬くらいとの由。
*1: 金原先生には「いいか断るんじゃねえぞオイ」と言われた (^_^;

#7 [exercise] 今日のプール記録

19:05 in, f400, w13min, f400, w13min, f400 で 20:02 out。ハンガーノック寸前。
bp 134/67, hr 104。そんなに低くないと思うが。
ちなみにウォーキングコースに弓削先生がいらっしゃったような…

戻り際、銀華山でマーボナス定食+餃子。

#8 [URL] 同じ設定のパソコンを簡単に作れませんか

二度寝日記 より。Sysprep というのは知らなかった。

#9 [paper] 今日拾った論文 (PRB 73(9-12))

Thermal emission from three-dimensional arrays of gold nanoparticles:

フォトニック結晶からの黒体輻射の計算。Drude 型の誘電率を持つ金微粒子 (半径5nm) が fcc に並んでいるような場合。lattice const. を変えて emissivity spectrum が どう変わるかとか。あまりフォト結晶の面白さ (バンドギャップとか) が見えている感じはしないけども。

Si(111)-α-√3×√3-Au phase modified by In adsorption: Stabilization of a homogeneous surface by stress relief:

UHV STM 観察。Au の √3×√3 はいわゆる CHCT で、 coverage によって domain wall の少ないα型から多いβ型に発展するのだそうな。 これはその上に In をつけると domain wall free な、のっぺりした √3×√3 になるよ、という話。あまり動機ははっきりしないが。 In が乗ると misfit 起源の stress が緩和されるから〜という話らしい。

Transition-metal atom adsorption on an Fs defect site of MgO (100) and the interaction with a hydrogen atom:

DFT 計算。表面の oxygen vacancy 上に Pt, Pd, Ni, Cu, Zn, などを付けたときの様子を AIM (Atoms-in-Molecules) 理論の electron localization function というのを使って評価しましょ、ということらしい。 あと吸着金属と水素の相互作用も。

Surface diffusion dewetting of thin solid films: Numerical method and application to Si/SiO2:

SiO2 上に付けた Si 膜をアニールしたときに生じる変形 (島状に丸まる) を、原子拡散の係数や表面エネルギーなどに基づくマクロモデルによって 再現しようという話。

Significance of lognormal nanocrystal size distributions:

半径の log が gaussian つーのが lognormal 関数らしい。 Ostwald ripening 下での解析解に Lifshitz-Slyosov-Wagner の式 というのがあるのだが、実験的には lognormal が良く得られている、 この違いの原因は何か〜というあたりを考察した話らしい。 インプラなどによって、密度分布が一様でないときには lognormal になるんやで、 ということらしい。ちゃんと読むと面白そうだけど。

Morphological evolution of ion-sputtered Pd(001): Temperature effects:

垂直入射、500eV の Ar+ によるスパッタによる roughness development を XRR と grazing-incidence X-ray scattering によって in-situ で見た話。 roghness width はあるところでサチって一定になるように見える。 温度依存性をモデルと比較、 拡散 dominated な MBE と同様のモデルによって良く説明されるよ、とのこと。

Effect of step-step separation on surface diffusion processes:

Cu (111), (100), (110) 上の self diffusion に関する計算。 EAM の拡張の nudged elastinc band method というのを使って、 各種拡散パスのバリア高さを求めている。特に Erlich-Schwoebel バリアに注目、 テラス幅が 2 原子以上では、幅に寄らない、という結論。

#10 発注記録

リコー販売ヘ。研究室予算でトナー CMY 各1、実験室の予算で廃トナーボトル。

#11 [receipt] amazon.co.jp 1,890 円

「大原則」シリーズは、いまいち期待していたほどでもなかった。
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2006年07月14日(金) [n年日記]

#1

23:30〜25:00。

#2 [vsj] メール

昨日に引き続き、どうも書く作業が億劫でウダウダしていて以下略。
書けば 30 分で終わるんだけどさ。ついでに追加 2 報。

#3 帰り

原付。だんだん夏の夜っぽくなってきたか。

#4 行き

原付。相変らず曇っているのだが暑い。午後からはちょっと晴れた。

#5 [dept] 物生実験

最終回。人が話をしているときに目の前で大アクビしたり、 余所見をする学生はどうすれば良いのか *1 。おまえは小学生か。
*1: いや、もちろんそれは失礼だと注意はしたが。

#6

20:00〜23:30。うう。

#7 [vsj] JSTAGE 掲載チェック

やっぱり 1 issue に 1 時間くらいかかっちゃうかなあ。 メールを 3 本。

#8 [paper] 今日拾った論文 (APL 88(14), PRL 96(13))

Controlled particle generation in an inductively coupled plasma:

C2H2 を Ar/He で希釈したプラズマで、ICP/CCP 放電のタイミングを制御すると パーティクルのサイズが制御できるよ、という話。

Crossover in thermal transport mechanism in nanocrystalline silicon:

微結晶 Si の振動モード解析から熱輸送を見積った話。 埋め込み n-Si ではなく、単に GB 密度が高いときを扱っている。 amorphous に近くなるよーということで。

Grain-boundary resistivity versus grain size distribution in three-dimensional polycrystals:

シミュレーション Voronoi diagram ベースのアルゴリズムで結晶を作り、 cell 中心の位置分散が入ったときに、全体の抵抗がレンガ積みチックな構造の "Bricklayer Model" と比べてどのくらい変わってくるか、 というのを評価した話。

Mechanisms of thermally induced dewetting of ultrathin silicon-on-insulator:

昨日に引き続き Si/SiO2 (SOI) の dewetting の話。 これは AFM/cross section TEM で dewetting island の形状を見た話。 まず pinhole、続いて square window、辺に aggregation 発生→star 型、 というような evolution をするらしい。
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2006年07月15日() [n年日記]

#1 帰り

原付。月夜。明日は晴れるか?

#2 雷雨

昼に置きたら雷を伴う激しい雨。ということで水風呂に入ってまた寝た。 マロリオンの再読、司馬遼太郎の対談集、ナンバー WC 特集号などをつまみ読み。

#3 夕方

置きた。久々にまるっと休日にしちゃったな。

夜も更けてから部屋の片付け。 ダニアース処理をしないとそろそろヤバイ。 出しっ放しの炬燵もなんとかせねば(笑) 布団を干したいのだが、明日の天気はどうなるか…

#4 [book] 最近読んだマンガ

あとマンガではないが、本屋に行ったら『風の大陸』の最終巻が。
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2006年07月16日() [n年日記]

#1 家事

早起き、ちょっと晴れ間が覗いていたので寝具を洗濯、 布団を干した。 しかし 10:30 くらいからにわか雨、結局布団は乾燥機でダニ退治。 続いて一部屋を片付け、ダニアース処理。

汗だくになったので風呂に入り、その後昼寝。今日の昼間は涼しくて、 エアコン無しでも良く眠れた。 夕方に起きて毛布をクリーニングへ。 続いて床屋。その後大勝軒でもりそば。
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2006年07月17日(月) [n年日記]

#1 ダメ

朝から雨降りだったので部屋の片づけ・本の整理をするか… というところで処分対象品の一気読みなどを始めてしまい以下略。

#2 [receipt] amazon.co.jp 1,524 円

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2006年07月18日(火) [n年日記]

#1 行き

原付。引き続き雨。

#2 お土産

不在のうちに青柳さんが来室してくださったらしい。 マンゴーをいただく。ありがたや。

#3 [receipt] 紀伊国屋 BC 1,152 円

高えな。

#4 いろいろ

メールの返信が溜まりギミ。
ということで今日は 12 通書いたらしい。うー。

#5 [labo] 英文輪講

初回。 Ohring 本 の 9 章。ちょっと人が多くて当たる量が少ないかな?

#6 [Debian] samba/kernel security update

またカーネルか。うーん。

#7 [stock] 健康診断結果

まあ痩せろということで。去年の健診時から 5% 体重増ではむべなるかな。

#8 [vsj] 電子化見積

ざっくりとまとめ。ほんとはこんな丼ではいかんのだろうが、 動き出してみないとどうなるかわからんところが多いからなあ。
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2006年07月19日(水) [n年日記]

#1 [dept] バックアップ体制再構築

雨が止まないのでゴソゴソと。

ネットワーク絡み?で変になって以来 止めてた afbackup の cron job を復活。
issp, apserv の backup を取っていなかったことに気づいたので ssh-rsync の設定。
対象の partition が 96% になっていたので、同居している pdumpfs の 2005 分、 朔日以外の削除。

しかし一切が終わっても雨は止まないのであった。むー。

#2 帰り

原付。やや小降りに。

#3 行き

原付。本格的な降り。VP 経由、東伏見生協経由。

#4 [VP] 勉強会

今日はお久しぶりの本橋さん、塩谷さんがいらっしゃったので、 単位換算あたりの計算を復習しつつコンダクタンスの基本的な問題を ゆっくり解いてみるかたちで。

#5 助手会講演会

行き掛けに懇親会の食料を買い込み。

ちょっと遅らせて 17:05 から。17 名ほどの出席、 アナウンスの遅れや教授会と被った日程を考えると良く集っていただいた印象。 3 件の講演は、個人的にはどれもとっても面白く、大変刺激になった。 そのうちスライドを掲載させていただこうと画策。 19:15 くらいまで。

懇親会 21:00 まで、その後 ML の人達と居残って 22:00 まで。

#6 帰り

部屋に戻ろうとしたら鍵束を閉じ込めていたことに気付く。あらら。 12 号館入口のロックは同行の皆さんに開けてもらったが、 今日に限って研究室には誰も残っていなかった (苦笑)。 正門から西門に守衛さんを引っ張り回すのもナニなので、 サンダル履きのままバス電車で帰宅。 ちなみに財布・カード入れはポケットに入っていた。

国分寺らいおんでラーメン、自宅には謎のルートで侵入。
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2006年07月20日(木) [n年日記]

#1 [labo] /bhome 整理

走らせておいた 2005/ を各月初日を残して削除する job が終了。81% になった。

#2 メタルスパッタ委員会

応物の翌日の 9/2 午前に京都である旨のアナウンス。 やっぱり応物申し込んでおいて良かった (^_^; しかし初日から連泊になるな。

#3 行き

バス電車バス。鍵束は無事机脇に存在していた。 廊下に置きっ放しにしといた荷物も無事であった。

#4 講演会後始末

公開可能な資料を送っていただくよう講演者に依頼。

#5 ボーナス

昨年より額面は増えてるけど手取りはマイナスに。むー。

#6 [labo] Ti 膜 XPS 測定

ベーキングしてから付けたやつを Si が出るまで掘ってみるテスト。 膜内部での O は検出限界以下、というのは主張しても問題なさげ。 とりあえずは一安心。

#7 ゲド戦記の評判

悪いみたいだのう。

#8 [URL] Windows Live 学術論文検索

ほう。なんとなく ajax ぽくてシャレているが UI としてはイマイチな気が。

#9 [paper] 今日拾った論文 (RSI 77(3))

RSI の後半は 11th intl' conf. on Ion Sources の proceedings。 真面目に見ませんでしたはい。

Magnetron-based source of neutral metal vapors for photoelectron spectroscopy:

放射光を使った free atom の photoelectron spectroscopy 向けの蒸発源として マグネトロン放電を使う話。cathode は cryostat で囲い、 neutral を取り出すために電場をかけた deflecting nozzle を使っている。

Diagnostic system for plasma/surface energy transfer characterization:

Vatell Corp. というところが heat flux microsensor というのを発売しているとのことで、 それを使った plasma からの熱流測定。

Relative humidity control for atomic force microscopes:

湿度コントロールユニット。これに書いてあるのは要は RH sensor が付いた AFM (DI Veeco) 用のチャンバー。 湿度センサは Sensirion というスイスの会社の SHT75 というチップ。 RH controlled nitrogen gas の発生は ref 14 。水蒸気導入用にもうまいこと使えるかなあ。flow がないと難しいかなあ。

Design of a modular and versatile interlock system for ultrahigh vacuum machines: A crossed molecular beam setup as a case study:

UHV MBE 用 interlock の design rule。 まあ実際に設計するときには参考になるやもしれん。

Development of a strong field helicon plasma source:

九大のグループ。 9600G(!) まで出る電磁石使ったヘリコン波プラズマ源の設計。 7MHz RF を double loop アンテナでカップリング、9.5cm ID の水晶 tube に 〜2kW を放り込んで、51mTorr Ar 中で 10^13 cm^-3 の ne。
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2006年07月21日(金) [n年日記]

#1 9 月セミナー要旨

sent。4 月のを大阪でリバイバル、という話だったような気がするのだが、 先方指定の仮題を見るに昨年 9 月の内容を期待されてるのかしらん。

#2 応物宿

雨が止まないので予約。野洲の駅前。一応前日から取った。gmail の Starred メール。

#3 帰り

ほぼ止んだので原付。

#4 [Windows] チューチューマウス Ver4.8.7

電卓機能の改版らしい。全く使っていないのでスルーで良いかな。

#5 家 Windows の NAV

SystemWorks 2005 のまま NAV ライセンスのみ延長。 キーは秘密日記へ。

#6 行き

原付。物情実験打ち上げの食材を買いに、農工大南のいなげやに寄る。 したら安藤さんとバッタリして苦笑したり。

#7 野中さん来研

真空協会でお世話になっている産総研の野中さん *1 が工藤先生肝煎りの SIMS 会議に 出席されていたとのことで来研してくださった。 1h ほど諸々お話。
*1: 本当だったら「先生」とお呼びすべき偉い方なのだが、 そうするとこっちも「中野先生」と呼ばれて大層恐縮してしまうので。

#8 [dept] 物情実験打ち上げ

まあいつものように単なる飲み会。23:00 くらいまで。 ちょっと参加が少なくて寂しかったかなあ。

#9

〜26:00。酔い覚まし。
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2006年07月22日() [n年日記]

#1 帰り

原付。霧雨で結構濡れてしまった。

#2 行き

原付。ちょっと晴れ間。

#3 [dept] 試験監督 (2 限 英語演習 I)

native の Cordy 先生。25 名 80 分。 50 分遅刻してきて「受けられませんか」といってきた学生がいたが、 さすがに駄目 *1 。大分粘られたけど、 こっちの判断で助けてあげるわけにもいかないので。 というか(以下略
*1: 規則では 20 分まで認めることになっている。

#4 ブース整理

作業。明日の体験教室であんまり汚い状態を見せるのもナニだし、 早めに伝票を出しておこう 、というのもあって。

謎メモ:

作業中発掘された 2006-05-23 付のレポート用紙に
65,000
 ↓   15%〜20% 広告
というメモ。意味がわからない。

#5 kuttukiBBS

ユーザ名が「中野」、パスワードが「武雄」(それぞれローマ字の小文字) という BasicAuth を食わせて仮復旧してみました。 余分なお手数をおかけしてすみませんが、 もしコメントしてやっても良いという方はひとつ宜しくお願いします。

#6 [labo] UHVSP 実験

Ar 10sccm で 50W 点火、1Pa の条件を作っておいて N2 を 4sccm 追加。 こんどの FC には弁が付いてるからこの辺の操作が凄く便利だ。 プレスパッタ 15min、depo 10min。

新しい Si を HF 処理、リークして基板入れ替え、 リーク用のバルブを VLV へ変更、22:00 から排気。 TiN 試料は取り出しから 40min で esca のイントロへ。

ベーキング準備を 24:00 から、ヒータ加熱を 24:30 に開始。 さてさて。

帰り際に esca 部屋に寄って試料を測定室へ。25:50。
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2006年07月23日() [n年日記]

#1 帰り

原付。松屋でグルメドハッシュ…しかし各要素の温度調整がダメなせいで美味しくない。

#2 行き

原付。ねむい。

#3 [dept] 一日体験科学教室

10:45 に講堂へ学生を迎えに行き、昼食を挟んで 16:00 に終了。 高一の女子が 4 名、高二の女子が 1 名ということで、 「数列や三角関数はまだ習ってません」という状況のため、 Excel、液体窒素のハンドリングなど「体験」に徹するかたち。 フィルタはお土産に持って帰っていただいた。

#4 [labo] UHVSP 実験

どうも焼いた割には H2O が高いなあ、と思っていたら、 体験教室終了の時点で -3 Pa 台に。 ガンの水冷配管のところから漏れた模様。窒素をフローさせて確認。 もちろん加熱時に配管へ圧がかからないような手当はしているので、 多分熱履歴に負けたんだろう。うーんまいったなー。

ESCA 測定:

昨日着けたやつの測定。O の trace が無いわけでもなさげ。 考えてみたら昨日から H2O が少量リークしていた可能性もあるわけか…

#5 [dept] 物情実験レポート

ESCA 測定の待ち時間に採点 done。 火曜日は ISSP の meeting なのでポストへ差しておく。

#6 メール

実験のレポート関係 / issp / vsj-ed / 上記リークの件などなど、 たくさん書いた。やれやれ。

#7 [lbc] 18 年度引き落とし準備

90 分ほどの作業。いつもナニだが追い込まれるまでやらんのお。 振替依頼書を整理、データ入力、送付封緘。明日出せば OK。

#8 [labo] 伝票整理

ふにふに。
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2006年07月24日(月) [n年日記]

#1 帰り

原付。小降りだがウインドブレーカーのみで突破。

#2 行き

原付。二度寝したがギリギリ間に合う時間にガバっと起きた。 雨がまだ降っていなくて助かった。

#3 [dept] 試験監督

2 限: 信号処理工学:

小口先生の。座席指定という戦略のせいか、小口先生の人格的迫力のせいか、 実に粛々と進行した。

3 限: テクニカルコミュニケーション I:

物生 2 年の課目。60 分のところ、40 分で全員提出終了。

5 限: 社会学の方法:

今年度から 5 限は 16:30 開始になっていたのを知らなかった。げげん。 試験は 60 分で終了。大教室・中途退出は監督が席へ回って受け取り、 というシステムにしてしまったので、もの凄くたくさん歩いた。つかれた。

#4 [lbc] 振替依頼書

行き掛けに出す暇がなかったので、2 限後昼食をローソンに買いにいき EX パックの封筒を購入、事務室の郵便ボックスに入れて終了。

#5 [labo] 伝票・出張依頼

提出。 海外出張の助成依頼 には、航空運賃の見積が必要。 坂本さんが帰ってきたら、どこから取ったか聞いてみようかな。

#6 [dept] 物生実験レポート回収

2〜3 限が監督のため、昼の余裕がなかったので飯村くんに作業を依頼。 板村さんも現場にいてくださったらしい。ありがたや。

#7 [labo] 論文輪講

こないだ accept された MgO 論文の解説。 日本語レジュメを作るのもナニなのでそこは手抜き。

#8 VP 電話

大橋さんに昨日のリークの件電話、 一度ガンを外して持ち帰っていただくことに。 水曜日に定例の勉強会をやるようなら、その足で一緒に、ということになった。

#9 [VP] 勉強会準備

「こんど指数・対数の話をしましょう」と言ってたのだが、 明日は身動きできないのでいまのうちに準備。 成果 。Acrobat が update 以降腐って動かないため .doc ファイルにて。 本意ではないのだが…ていうか早くなんとかせんとなぁ。

#10 [URL] 可聴周波数域チェッカ

15,500 Hz だった。ちょっとショック。

#11 帰り

原付。降られず。

#12 ばんめし

疲れたので鰻。昨日が土用つーことで 30% オフになってた。
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2006年07月25日(火) [n年日記]

#1 [issp] meeting

赤坂直行。todo は 1st circular の内容の web 化、 Rossnagel さんのメールアドレスを大崎先生にお知らせすること (done)、 (できれば) FS の invited 候補を考えること。

こちらでも日記の存在がバレた模様 (いや別に隠してないけど)。

#2 戻り

銀座線〜井の頭線で吉祥寺まで。
懇親会のあと、ちろっと大学へ。

#3 [dept] 新旧スタッフ学科懇親会

飯田先生の叙勲のお祝いを兼ねるかたちで葡萄屋、18:00〜20:30 くらい。 葡萄屋は久々だったがやっぱり美味しかった。 宮本先生に、後期の院のプラズマの講義を聴講させていただく旨ご挨拶 :-) 他に OB の先生は、河田先生、松本先生。皆さんお変わりなくお元気そうでした。

#4 応物申込

参加+予稿集、+misc/4174。

#5 [VP] 勉強会準備

今日昼不在だったので、ブックセンターで対数グラフを星くんに買ってもらった。 すんません。 明日は全員参加とのことで 昨日つくったレジュメ を送付。自分で眺めていたらいくつかミスがあったので修正した。

#6 [vsj] 原稿到着

5 月の研究会の講演が解説記事として到着。 査読者の推薦を、部会幹事の方にお願いしてみるメール。

#7 MyAVS

membership directory 閲覧に利用。便利。 login/pass を忘れていたので変更、秘密日記に。
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2006年07月26日(水) [n年日記]

#1 帰り

バス電車歩き。蒸し暑い。
国分寺せい家でラーメン。良く食うな。

自宅に着いたら PC が熱暴走していた(笑)

#2 行き

原付。VP 経由。昼から晴れて暑くなった。 ちょいと三陽に寄って某所へ麩まんじゅうの発送。

#3 [VP] 勉強会

ということで指数・対数の話。 微分方程式とかその辺には踏みこめなかったが。

#4 [labo] UHVSP ガンリーク

ということで塩谷さんに来研いただき、ガンを外して持ち帰ってもらった。

#5 [labo] 見積依頼

昨年 3 月に買ったコンプレッサ TFP-02C をもう一台購入ということで、前回の購入先のエビサワさんへ。 MgO をスパッタしてる装置の空圧バルブ用。

#6 スパッタで黒色膜

フォーム から以下のようなメッセージ (抜粋) をいただきました。
DCマグネトロンで黒色膜が成膜できる方法があれば、是非ともご伝授頂きたい。
RF電源を用意しDLC膜にしてしまえば早い話でしょうが、DC電源で何とか出来ないものかと。
個人的な経験としては、アルミのスパッタで水蒸気が混ざると *1 、陽極酸化で得られるような黒色の膜ができることがありました。 うまいこと条件を選ぶと、ある程度使える黒い膜が得られるかもしれません。 porus な金属酸化物はだいたい黒くなるので、 圧力を高くしてやるとうまくいくかも。

あと、もちろん用途によりますが、 黒クロムめっきなどの方がお手軽に着けられるのでは、という気もします。
*1: というか このときの事故 の結果(笑)

#7 [vsj] 真空関係連合講演会

秋の大阪の。ひとまず申し込むだけ申し込んでおく。auto reply は +vsj/70。

#8 [paper] 今日拾った論文 (JAP 99(7), APL 88(15), PRL 96(14))

The properties and deposition process of GaN films grown by reactive sputtering at low temperatures:

GaN の低温反応性スパッタ。 基板温度 (〜400℃)、全圧 (0.1〜10 Pa)、窒素流量比、 ターゲットバイアス(〜1500V) をパラメータとし、 deporate、構造 (by TEM & AFM)、組成 (酸素の incorporation)、光学特性 (BG、Urbach tail energy、RI) などを系統的に調べた話。 DP 排気で背圧 3×10^-4 Pa ってのはやっぱり高いのかも。 まあちゃんと読むべき論文かな。コレクションに入れといてちょーだい > 星くん

Optical properties of monocrystalline CuIn5Se8:

In リッチな n 型表面層があると、どうも CIS 太陽電池の効率がいい、 それは ordered vacancy compound があるせいでは…というのを受けて、 標記化合物の単結晶を育てて吸収係数 (と工学バンドギャップ) の温度依存性を 10-300K で見た話。BG の温度依存性は phonon の絡んだ Einstein モデル、 Paessler モデルのいずれでも fit 可能、 ここから electron-phonon coupling の強さが評価でき、 mobility が出せる、ということらしい。

Growth and depth dependence of visible luminescence in wurtzite InN epilayers:

RF magnetron で作った InN の断面に絞ったレーザー当てて PL を取り、 基板面に向かうと blueshift した、という話。AlN のバッファ層の効果、 温度の効果。 しかしここのグループは相変わらず作り方の詳細がイマイチちゃんと書いてないんだよなあ。

Gold surface with sub-nm roughness realized by evaporation on a molecular adhesion monolayer:

SiO2 表面上を OH 基で就職、MPTMS を ALD チックに単分子成長させてから Au を着けると超平坦 (〜RMS 2Å over 1um^2) な膜ができる、という話。 MPTMS のトップには Si があるので、それと強く bonding しているから、という見解らしい。

Stability of surfaces in the chalcopyrite system:

CIS、CuGaSe2 の組成を違えて MOVPE 成長させた試料の表面を SEM/EDX や X 線蛍光分光で調べた話。Cu poor になると {112} facet の出た面になる、 つまり組成変化が表面エネルギーの変化の原因である…ということらしい。

High-mobility electronic transport in ZnO thin films:

東北大川崎先生のところ。高温アニールの p 型 ZnO で、Hall 易動度が 5000 cm^2/Vs @ 100K、440 @ 300K の由。すごいな。

Breakdown of Dynamic Scaling in Surface Growth under Shadowing:

MC と実験で、sputter、CVD のような条件化での shadowing が 表面成長のスケール性に及ぼす影響について調べた話。 これはちゃんと読んでおく必要がありそうだなあ。

Binding of Single Gold Atoms on Thin MgO(001) Films:

常磁性共鳴で MgO 上に着けた Au の結合状態を調べた話。 STM 像をもとに EASYSPIN というパッケージで EPR のシミュレーション、超微細結合定数の (自由原子からの) 減少は charge transfer ではなく、むしろ covalent なかたちに軌道が変化するからだとか。 へえ。

#9 [labo] HRC 報告書

とりまとめ役の坪村先生へ提出する、担当分叩き台。 初稿を boss に作っていただいたので、追加して return。

#10 寝落ち

23:00〜24:30。

#11 [vsj] 続査読者選び

先にお願いした査読者は辞退された由事務局から連絡があり、 過去の記録・記憶と google 様を頼りに新査読者を選んで事務局へ連絡。
昨日お願いした件 は快諾いただく。ありがたや。

#12 [paper] 今日拾った論文 2 (Wear 260(7-8))

abstract 見ただけ。

Effect of relative humidity on the unlubricated wear of metals:

鉄の sliding wear を湿度を変えて測った話。 high humidity だと delamination が起こるとのことで、 なんか中間層ができるんでは、というまあもっともらしい話。
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2006年07月27日(木) [n年日記]

#1 [issp] invited 関連

謝罪メール。英語で書くのは (日本語でもそうだけど) 大変気が重かった。

#2 帰り

原付。まだ夜は涼しい。

#3 家無線 LAN

どうも内蔵バッテリーが切れたようで、 停電後には時刻を保存しなくなったし、 電波がいまいち弱かったりと色々都合が悪くなってきた。

あと家の Linux 端末として使っている TP600X で PCMCIA 関係の認識が 2.6 系カーネルで刺さっている模様。いっぺんちゃんと upgrade しないとだめか。

#4 喉痛

発生。やっちまったか?

#5 行き

原付。今日は曇ってそれほど暑くない。
三鷹 3hawks で Buffalo の無線 LAN ホストを購入。

#6 [labo] 英文輪講

2.5 ページほどを 2h くらいで。

#7 コンプレッサ

以前に買ったところは値上がりしていたので、他の業者さん (3 箇所) に見積依頼の fax。

#8 [vsj] 夏季大学テキスト

着。松風苑には電車で行くか車で行くか迷うところだ。

#9 [Debian] TP600X

2.4 カーネルで起動して有線で繋いで dist-upgrade 中。

あー、どうやら 2.6 カーネルで pcmcia がうまく drive できてなかったっつーことだけらしい。 原因探索もダルいので、もう 2.4 で使い続けることにする。xorg は上がった。

#10 [Debian] po アップデート

ということで shadow.po の update を振っていただいたので、教えてもらった current を持ってきてふにふにと作業。 どうも 前に送った やつが cvs tree には反映されてないみたいなのがナニだけど。 とりあえず武藤さんに教えていただいた msgmerge を使い、 mule-ucs と gettext-el を入れて作業。fuzzy は resolved。 usage の訳が多くて面倒くさいな(苦笑)。 ソースみないとわからなそうなのもいくつか。まあ残りは週末にやるかな。

作業中のやつは ここ に置いときます。なんか来週頭には 4.0.18 が出るそうだけど。

#11 [paper] 今日拾った論文 (JJAP p2 45(12-16) JJAP p1(45(3B,4B)))

part2 は weekly になって、一月単位でまとめられることになった模様。 part1 も 4 月から にしたし、これもまあ日和って 4 月分からということで (既に 3 ヶ月以上経ってるけど (^_^;)。

part1 の各月 B は Special Issue になったのか。3B は STM/STS の特集号、 4B はこれ SSDM の proceeding なのかな?

Polarity Determination of InN by Atomic Hydrogen Irradiation:

200〜500 ℃で原子状水素 (1×10^-6 Torr の水素を 1700℃ の W filament で crack したもの) に晒すと、N polar な表面では In ドロップレットが発生するが、 In polar な膜では生じないのだとか。

New Transparent Conducting Al-doped ZnO Film Preparation Techniques for Improving Resistivity Distribution in Magnetron Sputtering Deposition:

南先生。いわゆる RF-DC。水素添加の影響についても。

Photoluminescence from Si Nanocrystals Embedded in In Doped SiO2:

SiO2 matrix に In を doping しておくと nano-Si の PL 強度が強くなる、という話。 0.46 at.% で max になるとのこと。マルチターゲットからの co-sputter、 N2 雰囲気中 1150℃で 30min アニール。PL の Lifetime はドーピングとともに短かくなる。

#12 [paper] 今日拾った論文 2 (APL 88(16), PRL 96(15), TSF 508(1-2))

TSF は ICSI-4 の prceeding 号。

Enhanced emission from Si-based light-emitting diodes using surface plasmons:

SOI 上の Si ベースの pn 接合。その上に SiO2 の cap layer を付け、 Ag islands を撒いたり ZnSe 層を付けて表面プラズモン条件の matching を 取ったりすると出力が enhance される、ということのようで。 でも実用にはなるんかなあ。

(7/28 追記) 7/24 の日刊工業に、同様の構造の Si LED が載ってた。 channel を薄くして擬似的に 2D 構造とすることで、 膜厚方向に量子化させて indirect を direct にしようということらしい。 なるほど。

Process stabilization and increase of the deposition rate in reactive sputtering of metal oxides and oxynitrides:

前に飯村くんが輪講でかけてくれたやつかな。 Aachen Univ, Uppsala Univ のグループの共著で oxynitrides deposition。 N を混ぜるとむしろ O による hysteresis が緩和される、という話。

Degradation of the piezoelectric response of sputtered c-axis AlN thin films with traces of non-(0002) x-ray diffraction peaks:

スパッタした AlN で、ピエゾ特性に効くのは 0002 の鋭さではなく、 むしろ他の面が混ざっていないかどうかだ、という話。 pulse DC @300℃ on Si(100)、高圧 RF on Si 酸化膜 & Pt/Si(100) 基板。 成績が良かったのは酸化膜上のやつ、というところがおもろいな。

Quantitative analysis of the sensitivity of porous silicon optical biosensors:

porous Si を bio センサーに使えるかどうかを定量的に考察した話。 屈折率変化による cavity の reflectance minimum の移動ですね。

Electrically Tunable Resistance of a Metal:

電気化学のノリで Pt 膜を electryte に付け、counter electrode に電圧かけると Pt 膜自体の抵抗が変わる、という実験。 まあ charge が足りなくなって〜ということでしょうが。

Origin of Fine Structure in Si 2p Photoelectron Spectra at Silicon Surfaces and Interfaces:

Si(100) 2x1 表面からの Si 2p の微細構造の理論計算。 構造パラメータと energy shift には相関があるから、 光電子分光と計算とを組み合わせると構造解析にもつながるよ、 と言ってるけど。

#13 [receipt] スリーホークス 13,860 円

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2006年07月28日(金) [n年日記]

#1 帰り

原付。やや気温が上がっているのを感じる。

#2 家無線 LAN

ターミナル交換。うむ。

#3 行き

原付。曇り気温高。ねむい。

#4 [dept] 試験監督

1 限 物性論:

boss の。60 分の試験の割に問題量が多くヘビーだったので、皆最後まで残っていた。

#5 [receipt] 紀伊国屋 BC 2,583 円

#6 購読中止

アスキーと Unix Magazine の定期購読を止め。

#7 [dept] 物情実験第二

レポートの採点表が集まったので、いつものようにふにふに集計して送信。 しかし K 君の平均 9.58 点 (10 点満点中) というのはスゲエな。

うっかり集計スクリプトの出力 (Shift JIS 混じり) をリダイレクトせずに端末に流したら、
Suddenly the Dungeon collapses!! - You die...
というメッセージで screen が死んだ。驚いた。

#8 [URL] 「ソフトウェア開発」は「モノ作り」ではない

いきなりネタをバラすと
問: 「ソフトウェア開発」が「モノ作り」でないなら、何なのだ?

答: 「設計」である。
であると。卓見。

#9 [dept] レポート返却

取りそびれた人がいるということで、昼ちょっと実験室を開け。

ついでに空調の切れた部屋でファンを盛大に回していた sc1420 な apserv を部屋に戻って halt。

#10 [paper] 今日拾った論文 (JMR 21(5), APL 88(17))

JMR は特になし。やっぱり mechanical な側面を扱った話が多いな。

Metastability of CuInS2 and its implications on thin-film growth:

CIS の MBE 成長の in-situ 放射光 XRD。 カルコパイライトはサイコロを 2 段重ねたような直方体をしていて、 長軸方向にサイコロ自体が伸びている構造をしているのだが、 そのサイコロ unit の構造 ("CuAl") が metastable として存在し、 伸び軸の方向に歪みがあるのでは、という話。 もし "CuAl" 構造が最終的な膜に残っていたら、solar cell performance にも影響するのでは、といっている。

Electrical characterization of p-type N-doped ZnO films prepared by thermal oxidation of sputtered Zn3N2 films:

豊田中研。窒化亜鉛を酸化して p 型 ZnO を作ろうという試み。 反応性 RF スパッタで Zn3N2 を作り、(おそらく大気圧の) 酸素フロー中で 500〜800℃ のアニールを 60min。Transparent。contact は Ohmic を Au, Schottky を Al で。んで p 型の Schottky バリアダイオードになったで、つーことらしい。 あと DLOS, XRD, SIMS。本当だったら凄い。

Spectroscopy of surface plasmons in metal films with nanostructures:

ガラス上にスパッタでつけた 75nm の Ag 膜に、 FIB で系 7.55um (幅 140nm) の円周状スリット (8 の字にふたつ) を切っておき、裏から波長可変レーザーで照らして NSOM で表面プラズモンを見た話。 綺麗な干渉像。波長を決め、k-E の分散関係が (諸々考慮に入れても) 文献値とは大分違うよ、ということらしい。

High-strength sputter-deposited Cu foils with preferred orientation of nanoscale growth twins:

UHV スパッタで普通に Si 上に 20um の Cu 膜を付け、 peel して dog-bone にして強度測定。bulk の三倍くらい。 この理由として高密度の twin を考え、 HRTEM で観察、{111} で 成長方向に垂直 (…って GB じゃないの?)、 5nm 間隔くらいのがあるでーということのようで。

#11 寝落ち

16:00〜18:00。

寝ている最中に神田先生が院試監督の件で来室、 ボーっとした頭で受け答えしていたら 1 限の監督になってしまった。

さらに日記へメモの途中、コピペをミスってエントリをやたら増やしてしまった。

#12 [dept] 院試監督

というわけで 9/8。

#13 [paper] 今日拾った論文 2 (PRB 73(13-16), PRL 96(16))

Spatial extent of band bending in diamond due to ion impact as measured by secondary electron emission: Experiment and theory:

Ga ion を diamond 表面に当てたときの SEE の減少を見た話。 energy は 1〜30keV、ion fluence は 〜7×10^11 /cm^2 のと、 ぐっと減らして 2×10^10 のと。 charge up とか、それによる band bending あたりの話を真面目に取り扱っている。 accept 前だったら MgO の paper にも入れておきたいところだったな (って校訂作業中にはこの論文もう出ていたわけだが…)。

Temperature influence on the production of nanodot patterns by ion beam sputtering of Si(001):

Si(100) を 1keV の Ar+ で (incidence angle 12°) で 240uA/cm^2 で 10 分、 定常状態に達するまで。温度を 300〜550K で変えて拡散の具合を変えて構造を AFM 観察。 低温の方が残る dot のサイズが大きい。 連続体モデルで議論。

Coupling among bulk, surface and edge diffusion:

adatom, advacancy の hopping 的表面拡散による表面形態 (特に空間波数) の発展について。離散的アプローチ。しかし難しい。

Anomalous scaling behavior and surface roughening in molecular thin-film deposition:

フタロシアニンの蒸着による表面形態の発展を AFM で観察、 スケーリング解析したもの。 α_loc が介在するいわゆる anomolous な発展を見せる。 島密度が変化せず、そのまま柱のように上方に成長するとして解釈できるとのこと。

Lorentz Force Velocimetry:

磁場中の金属流体は流れの速度に比例した Lorentz 力を受けるが、 その反作用として磁石に及ぶ力を計測して速度を求めましょ、という話。 電磁気のネタ話としておもろそう。

#14 [Debian] X31

こっちも dist-upgrade、カーネルも久々に更新。 madwifi-source / madwifi-tools がパッケージになっていたので、 README.Debian に従って作業。 linux-source-2.6.17 を展開したディレクトリに 2.6.11 の config を .config としてコピーし、
make-kpkg --revision x31.1 --rootcmd fakeroot --added-modules madwifi kernel_image modules
を実行。 kernel の package は無事できたが、 madwifi の deb は --rootcmd を理解しないというようなメッセージが出たので、
sudo make-kpkg --added-modules madwifi modules
を再度行ったら作成された。dpkg -i でインストール、再起動したら無事認識。
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2006年07月29日() [n年日記]

#1 [URL] Google 多数決

確かに google のヒット数参照は、英作文のときに結構便利だったりする。

#2 [labo] オイルフリーコンプレッサー

楽天の検索結果の安い方から一画面目。 このへんの値段のでも性能的には充分っぽいなあ。

#3 [paper] 今日拾った論文 (RSI 77(4))

これで一応 4 月中に来た alert mail の分は消化。 JVST は丸々残ってるけど…

Novel time-of-flight electron spectrometer optimized for time-resolved soft-x-ray photoelectron spectroscopy:

電子の TOF。ガス向けの XPS 用。凄いな。

Simple way to determine the edge of an electron-free sheath with an emissive probe:

エミッシブプローブで Child-Langmuir シースのシースエッジを決定する方法。

Method for measuring radial impurity emission profiles using correlations of line integrated signals:

axisymmetric OES。Abel/Radon 変換ではなく、 モデル決めといての力技の積分変換。

Design and operation of a versatile, ultrahigh vacuum, low temperature scanning probe microscope:

ま、これは拾っただけ。UHV 仕様の低温 STM。温度ドリフト 2mK/h。

System for measuring the junction temperature of a light emitting diode immersed in liquid nitrogen:

Liq.N2 冷却 LED の junction temperature を計測する LabView システム。 95% 信頼区間が±2K。

#4 帰り

原付。へろへろー。気温は低い。

#5 起き

15:30。わはは。

#6 家事

日が出ていたのでちょっと布団干し、 洗濯、風呂掃除、部屋の掃除、 車で出て 2 週間前にクリーニングに出した毛布受けとり…はまだできてなかった。むー。 買い物して帰宅。

#7 [book] 鋼の錬金術師 14

なんだ別人か。

#8 [book] マロリオン

結局 1-5 と再読。あほだ。 さてエレニア記にかかるか、それとも 3 冊揃う 9 月を待ってからの方がいいか。

#9 [book] マンガ放出

お譲りします。 全部完結してます。美本ではありませんが、 それほど不愉快な状態でもないと思います。 条件は中野と 1hop の知り合いであること。 直接お会いしてなくても構いません。

基本的に先着順で〆切は金曜日、 買い手がつかなければ来週末に売りに行きます。 対価は要求しません。もしよろしければ何ぞ近場の名物でも送っていただければ、 ということで。
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2006年07月30日() [n年日記]

#1 昼起き

どうも肩の周囲が強張っている。最近体調不良やらで泳いでなかったからか。

#2 行き

原付。晴れ。あまり気温も高くなく爽やか。

#3 中国地方から関東甲信地方まで梅雨明け

やっとか。

#4 [paper] JJAP Supplements

オンラインアーカイブ化。素晴らしい。

#5 [paper] 今日拾った論文 (JJAP p1 45(5A), JJAP p2 45(17-19))

うへ no hit。

#6 [paper] 今日拾った論文 2 (JVST A 24(1), B 24(1)

vol.24 見るのは今年初か。いかんのー。
B の後半は Ultra Shallow Doping に関する 8th Intl' workshop からの selected papers。もうこのへん普通に SPM の舞台になってるのね。あとはもちろん SIMS。

Control of plasma flux composition incident on TiN films during reactive magnetron sputtering and the effect on film microstructure:

TiN の UBM depo と、hollow cathode による電子線投入を組み合わせて イオン化を図った話。bp 5e-7 Torr, 全圧 30 mTorr、100sccm pure N2。 マグネトロンには DC 0.1A, target 径は 1.3 cm。小さいな。 基板温度 250℃、dc bias -100V。HC にかける 2kV の電圧の duty を 20〜50% に変えて (period は 5msec らしい) 作った膜を比較。 duty 増やすと 002 が立った、という話。組成は測ってないっぽい。

Electrical properties of indium-tin oxide films deposited on nonheated substrates using a planar-magnetron sputtering system and a facing-targets sputtering system:

キヤノンのグループ+星先生。普通のスパッタの DC or RF+DC、 facing target の DC、の 3 通りで ITO を作って比較した話。 結果は主として電気特性、酸素組成と抵抗極小の話とか、 基板上の位置に対する依存性とか。まあ FT が均一性に優れる、という結果。 deporate も意外と遜色ない。

High-rate deposition of MgO by reactive ac pulsed magnetron sputtering in the transition mode:

MgO の反応性スパッタ。独のグループ。 400×130 の dual magnetoron、power 4kW、65 kHz。 bp 3E-4 Pa、Ar 120 sccm、O2 11〜25sccm で全圧 0.4Pa。 Mg の OES によるフィードバック制御で transition mode を実現、 標準的な膜評価を一通り、ほぼ (111) 配向の膜、回折強度とγに正の相関。

Optimization of multilayer wear-resistant thin films using finite element analysis on stiff and compliant substrates:

有限要素法による耐摩耗多層膜の設計。Cr/CrN の多層膜で、von Mieses 応力とか横歪みが最小になる条件を GA やらで最適化して求めている…らしい。 基板も A2 steel と 2024-Al とで硬いのと柔らかいの。

Effect of assistant rf field on phase composition of iron nitride film prepared by magnetron sputtering process:

FeN の RF 支援スパッタ。 1 turn coil、bp 1E-3 Pa、working pressure 0.1 Pa、 N2/Ar flow ratio=2.8〜16.7 Pa。 基本的に XRD のみ。RF なし→ありにすると、α相→γ相になる、と。 ちょっと諸々粗い気がする。

Fabrication of photonic crystals using a spin-coated hydrogen silsesquioxane hard mask:

フォトニック結晶作製時の deep etching 向けマスクとして、 PECVD シリカの代わりに spin コート→ベークして作ったシリカ層を使いましょ、 という話。

#7 武蔵野市民プール

「水道設備故障のため数日間営業停止」だって。とほほ。
ここ で調べられるようだ。

#8 帰り

原付。涼しい。
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2006年07月31日(月) [n年日記]

#1 行き

原付。晴れだが気温はそれほどでも。

#2 行動すれば新たに見えてくるものがある

たつをさんのところ。 なんとなく「行動」に「実験」を代入してもにそのまま成立するような気がするな。

#3 [dept] 試験監督

予備:

お呼びかからず。ねむい。

2 限 基礎化学:

1 年生の必修、172 名の試験。大変だった。

#4 ソファーベッド

日干し・ダニアース処理。 毛布とマットはドライクリーニングへ。8/5 出来とのこと。 編集部会の戻りに取りにいく感じか。

#5 [paper] 今日拾った論文 (JPD 39(15))

No.14 は RSS reader の expiration で取り逃した気もするがまあいい。

Comparison of model and experiment for Ar, Ar/O2 and Ar/O2/Cl2 inductively coupled plasmas:

ICP プラズマのモデリングと実験比較。 各種反応定数が一覧になっていて便利かも。 O や Cl が混ざってくると、 EEPF はまあまあだけどラジカルや反応種の密度を overestimation してしまうとか。

Measurements of N(4S) absolute density in a 2.45 GHz surface wave discharge by optical emission spectroscopy:

窒素のマイクロ波プラズマ (1〜20 Torr) 中の原子密度を OES アクチノメトリーによって決めた話。 分子の振動温度を方程式に入れたのこと。

Multi-cycling nanoindentation in MgO single crystals before and after ion irradiation:

100keV Ar イオン照射前後での MgO の硬度変化の話。 塑性変形が重要になってくる 10mN くらいまでの load での測定。 イオン照射するとヒステリシスがほとんどなくなり、 これは欠陥導入によって plasticity が経ったから、という議論。

#6 [labo] VP 電話

塩谷さんから電話、水曜午後に修理品を取付けにきてくださるとのこと。 114 の IPD ガスケットの在庫確認 (あった) と He の用意をしておくこと > おれ

#7 [labo] 論文輪講

#8 [vsj][issp] メール

特集絡みと RFC への返信で数通。

#9 帰り

眠いので帰宅。大勝軒で特製中華そば。
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以上、31 日分です。
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中野武雄 (NAKANO, Takeo) <nakano@st.seikei.ac.jp> Since 1999-10-07
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